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香月圭 
[2017.06. 2]

2017年度ブノワ賞は東京でエトワールに昇進したユーゴ・マルシャンが見事受賞!

2014年にスウェーデン王立バレエ団の木田真理子が受賞し、国内の注目度が一気に高まったブノワ賞は、1992年に国際舞踊協会(現在の国際舞踊連合)によってモスクワで設立された。第25回目の節目の年となった今回、ユーリ・グリゴローヴィチ審査委員長の下、マニュエル・ルグリ、フリオ・ボッカ、スヴェトラーナ・ザハーロワ、ジュリー・ケント、ブリジット・ルフェーブルなどが審査にあたった。最優秀振付家に選出されたのはクリスタル・パイト。英国ローレンス・オリヴィエ賞も受賞し、世界中から嘱望される存在だ。パリ・オペラ座バレエから最優秀女性ダンサーにリュドミラ・パリエロ、最優秀男性ダンサーには3月の東京公演でエトワールに指名されたユーゴ・マルシャンが選ばれ、パリ・オペラ座バレエの作品、ダンサーがともに高く評価される結果となった。
また、マリシア・ハイデは生涯功労賞を、2001年にブノワ賞を受賞したオーレリー・デュポンはロシア=イタリア賞をそれぞれ授与された。
女性ダンサーでノミネートされていたボストン・バレエ・プリンシパルの倉永美沙は受賞を逃したが、5月30日公演「ブノワ賞受賞スターたちおよび新たな受賞者たちによるデフィレ」でバランシンの『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』に出演した。またワシントン・バレエで活躍する木村綾乃も『ダイアナとアクティオン』を今年ノミネートされていたブルックリン・マックと踊った。5月31日公演「ブノワ賞のスターたち―輝ける四半世紀」には、カンパニー・ウェイン・マクレガーに所属する高瀬譜希子がア・ウイングド・ヴィクトリー・フォー・ザ・サレン・トリオによるポスト・クラシカル・アンビエントの音楽に振付けた『アトモス』に出演した。受賞はしなくともこのような公演に出演する日本人ダンサーたちのよりいっそうの活躍を期待したい。

第25回ブノワ賞受賞結果

最優秀振付家

クリスタル・パイト『ザ・シーズンズ・カノン』(パリ・オペラ座バレエ)
最優秀女性ダンサー
リュドミラ・パリエロ(パリ・オペラ座バレエ)、マリア・リチェット(ウルグアイ国立バレエ)
最優秀男性ダンサー

ユーゴ・マルシャン(パリ・オペラ座バレエ)、デニス・ロラドキン(ボリショイ・バレエ)
生涯功労賞
 マリシア・ハイデ
ロシア=イタリア賞「舞踊の鏡」
 オーレリー・デュポン
(5月30日モスクワのボリショイ劇場)

ブノワ賞公式サイト http://benois.theatre.ru/english/