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取材・写真/小川 峻毅 
[2016.02.16]

第44回ローザンヌ国際バレエコンクール最終レポート

第44回ローザンヌ国際バレエコンクールは世界36カ国から292人に及ぶビデオの応募があり、その中から選出されたのは20カ国の若者74名であった。さらに、実際にボーリュ劇場に来てセレクション審査を受けたのは67名で、日本から13名(韓国籍・特別永住者1名を含む)韓国から12名、オーストラリアから13名、中国から4名で、ヨーロッパから遠く離れたパンパシフィックから実に選出者の6割という数で、ローザンヌ国際バレエコンクールの世界的な人気の高さが良くわかる。

160216prix_01.jpg 中村 淳之介
撮影/小川 峻毅(すべて)

今回の審査委員長フリオ・ボッカは会見で「レベルの高い専門的な指導を受けながら審査するコンクールは世界の中でもここだけで、このことを若いダンサーにもっと知ってもらいたい」と語った。そして今年の全体的な印象を「同じレベルの若いダンサーが競って質の高い年になった、審査が大変だった」と、ボッカ委員長は審査後のインタビューに答えていた。

私的に言えば、4人の作品からセレクトするコンテンポラリー・ヴァリエーションが、クラッシックのヴァリエーションと違い、あまりにも作風、表現方法などに差がありすぎ、曲によっては若いダンサーたちが理解して踊ることが困難なように思えた。曲選びを慎重にしなければ取得点数に差ができ、ダンサーにとっては大きな負荷になってしまう。

日本から5人ファイナリストが選ばれた今年の結果は、日本の若いダンサーにとっては悪くない結果であったと思う。特にスカラシップを受賞した中村淳之介は、いつも真摯な態度でレッスンを受け前向きに取くみ、本人の良さが日を増すごとに表現されていた。受賞して「とても信じられません、周りの人に感謝したい」と静かに話していた。
これから何処でどの様な活躍をするのか、成長が楽しみである。

160216prix_12.jpg 金 世友 160216prix_02.jpg 岡野 祐女
160216prix_03.jpg 吉江 絵璃奈 160216prix_04.jpg 木村 楓音
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<日本からのファイナリスト>
☆ 木村 楓音/Kanon KIMURA(15歳女子)服部彩子バレエクラス
☆ 中村 淳之介 (16歳男子)アクリ・堀本バレエアカデミー
☆ 吉江 絵璃奈/Erina YOSHIE(15歳女子)服部彩子バレエクラス
☆ 岡野 祐女/Yume OKANO(19歳女子)John Cranko School(Stuttgart)/イノイユミコ バレエアドヴァンス(神戸)
☆ 金 世友/KIM Seu(18歳男子)C.J.G Ballet Studio(三重県四日市)

160216prix_05.jpg 横山 璃華 160216prix_06.jpg 根岸 美凪 160216prix_07.jpg 松本 美奈 160216prix_08.jpg 水原 菜々花
160216prix_09.jpg 村上 莉奈 160216prix_10.jpg 赤名 進太郎 160216prix_11.jpg 増田 響 160216prix_15.jpg 中村 淳之介