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すずな あつこ 
[2011.04.26]

速報! 第24回こうべ全国洋舞コンクール、モダンダンス部門、創作部門

第24回こうべ全国洋舞コンクールのモダンダンス部門、創作部門が開催され、実行委員会副本部長の貞松融の東日本大震災への追悼の挨拶と黙祷から始まった。このコンクールでは、過去に被災地となった神戸だからこその思いを胸に黙祷を捧げた人も多かったに違いない。
そしてその結果のモダンダンス部門1位入賞者は以下の通り。創作部門では残念ながら、今年も最優秀賞は出なかった。また、グランプリも出ていない。各部門1位のダンサーを写真とともに紹介する。

今回、特に感動的だったのは、ジュニア1部1位に輝いたのが、被災地である岩手県からの参加者で、素晴らしい踊りを披露してくれたこと。『漂泊の詩人』を踊った杉村香菜(17歳・金田尚子舞踊研究所)で、私は出身県など意識せずにたくさんの踊りとともに観たのだが、彼女の踊りに現れた何かに立ち向かう力強さ、その迫力に圧倒され、とても印象に残った。
このコンクールは、出場番号と踊りのタイトルだけを知らされた9人の審査員が、舞台を観てつけた点数の単純合計で順位を決める。特に被災地からの参加を意識しての審査ではない。受賞後本人に聞いたところ、震災を目の当たりにして、その想いをどう表現したら良いのだろうと考えたのだという。もともと、この作品は震災とは関係なく、それ以前に彼女の指導者・金田尚子が振付けたものだが、照らし合わせて踊ることを決意した。
表彰式の講評で、特にこの踊りに対して発せられた言葉ではないが、審査員の大谷燠の「世界中の踊りのスタートは祈り」という言葉があり、心に迫る良い踊りというのは、そういう面を持ったものなのだということを、あらためて噛みしめたコンクールとなった。
5月1日〜5日、クラシック部門が開催される。

*各部門1位インタビューは、6月10日アップのワールドレポート From Osaka に掲載予定。
*順位詳細は神戸新聞HP参照。http://www.kobe-np.co.jp/info/youbu/2011/modern.htm

●モダンダンス部門
ジュニア2部1位

古賀 奏子『Blue Tears』
丸岡有子バレエ・モダンダンススタジオ(福岡県)

ジュニア1部1位

杉村 香菜『漂泊の詩人』
金田尚子舞踊研究所(岩手県)

シニア1位

伊東 由里『JIKUU-時空-』
Roussewaltz(東京都)

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(2011年4月23日、24日 神戸文化ホール中ホール)