ニュース

制作発表: 最新の記事

制作発表: 月別アーカイブ

 
[2010.01.28]

三人だけの「ローマの休日」制作発表

100115roma01.jpg

オードリー・ヘップバーンを一躍スターにしたことでも有名な名作中の名作を、主役のジョー・ブラドリー、アン王女、ジョーの友人でカメラマンのアーヴィングの三人だけを登場させ舞台化するという、『ローマの休日』制作発表が、1月15日東京都内で行われた。

出演者を三名と最小限に絞った「ローマの休日」を演出するのはマキノノゾミ。脚本はマキノと鈴木哲也が共同で行う。

鈴木哲也(脚本)
なにしろ映画が皆さんご存じの完成度の高いものなので、そのままやるんだったら映画を見た方が早いんじゃいかっていうことになりかねないので、三人芝居に挑戦しようとマキノさん言われた時は、僕も正直無茶言い出すなぁと思ったんです。同時にそれが観れたらすごいな、やれたらすごいな、と。脚本家的には軽い気持ちでいうのもなんですけど、そういうのは燃えるわけです。だけど、プロデューサーさんがもしかしたら、ちょっとそれは無茶って言うんじゃないかなと思ったんですが、プロデューサーの上野さんにも、それはいいねぇ、とおっしゃっていただいたので、もうやりましょうと。
三人ですので他の登場人物は出せないまま、有名なあのシーンやこのシーンをどうやっていうこうか、と逐一マキノさんと相談しながら進めました。少人数ですので、原作にはない、原作からふくらませたハードな会話やシチュエーション、濃い人間関係というのが当然が必要になってきまして、そういったものを盛り込んでいます。新しい要素と、楽しいロマンティックな要素をうまく融合するように、マキノさんと相談しながら進めさせていただきました。
 

100115roma03.jpg

マキノノゾミ(演出・脚本)
作品があまりに有名な名作でものすごく大きかったので、何かないと自分の中のモチベーションが立ち向かえなかったので、三人芝居でやってやろうと、ちょっと大胆なことを発想しました。
「暗くなるまで待って」などは舞台劇が最初で、それが映画化されたっていうのがあって、この「ローマの休日」を描く時に、自分の中のイメージとして、実は幻の舞台版が最初にあったんじゃないか、それを映画化したらああなったんだって架空のストーリーを作って、最初の幻の舞台版の台本を書くんだ、みたいな。
そこには時代背景的にもはばかる物があって、結果ああいうロマンティックなコメディになっているけれども、実際、芯にはもっとトランボがあるいはワイラーが込めた、真摯なメッセージが隠されている実はちょっと辛口な話なんだっていうのを、舞台版ではより鮮明にしようという思いで描きました。

吉田栄作(ジョー・ブラドリー役)
映画を見たときに、ジョー・ブラドリーという男について、なんで彼はここにいるんだろうとか、彼にはこれまでどういう人生があったんだろうとか、なんだかすごく気になる人だったと思うんですよね。その辺をうまくお二人(マキノと鈴木)がアレンジして、原作を書いたダルトン・トランボの人生を織り交ぜてあるんですよね。原作者の人生をジョー・ブラドリの背景にもってきているので、その辺が見ていただくと、そういう背景があって、彼が今ローマで新聞記者としてやっているんだなという、そこでまたアーヴィングとの友情とかも描かれているので、彼らがなぜそこにいるのかが分かり、映画よりも更に深くなっている部分があると思います。
当時、アメリカという国が抱えていた時代背景なども分かりやすく描かれているので、メッセージ色もありますし、そういうところにも僕はとても魅力を感じます。

朝海ひかる(アン王女役)
「ローマの休日」というと、イコール、オードリー・ヘップバーンと出てきてしまうような役に挑戦するという、とても無謀なことですけれども、私なりにアン王女という役を深めて、私ができる形で皆さまに楽しんでいただければ。
(昨年末出演の「暗くなるまで待って」から)二作続けて映画を研究すると、オードリーさんのすばらしいキャラクター、美しさやかわいらしさっていうのは、全部内面のものだったんだなって、すごくよく分かりました。今一番好きな女優さんです。
まず、ヘップバーンさんを演じることのプレッシャーを外さない限り、そこからは飛び立てないという感じなので、もちろん皆さんが持っている映画のイメージというものは踏まえながらも、そこから自分の想像力を働かせていくことが大事だなと思っています。

小倉久寛(アーヴィング役)
この中に入れていただいてとても今喜んでいます。この中でうまくかき回せることができればいいなと思っております。
皆さん背が高くて、一人だけすっごいちっちゃくて、必要もないのにちょっと背伸びをしてしまいますが(笑)、背伸びをしないでがんばりたいと思います。
今までにお芝居はいっぱいやらせてもらってますが、劇団の芝居や伊東四朗一座とか、笑いが中心になった芝居が多かったですね。今回は三人と言うことで(アーヴィングも)深く描かれていますし、アン王女とのシーンも映画より多いので、どきどきしてます。

100115roma02.jpg

 

「ローマの休日」

  • 東京公演:4/27(火)〜5/9(日)天王洲 銀河劇場
  • 大阪公演:5/12(水)〜5/16(日)シアター・ドラマシティ
  • 料金=全席9,000円
  • 一般前売り=2/20(日)
 4月  27(火)  28(水)  29(木)  30(金)
  14:00 13 :00 14:00
 夜 18:30   17:30  
 5月

 1(土)

 2(日) 3(月)  4(火)  5(水)  6(木)  7(金)  8(土)  9(日)
13:00 13:00 13:00 13:00 - 14:00 14:00  13:00  13:00
 夜 17:30 17:30   17:30 - 18:30 18:30 17:30  

●お問い合わせ=銀河劇場チケットセンター 03-5769-0011 http://www.gingeki.jp

 5月 12(水) 13(木) 14(金) 15(土) 16(日)
  14:00 14:00 13:00 13:00
 夜 18:30   18:30 17:30  

 ●お問い合わせ=梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ 06-6377-3888 http://www.umegei.com/