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[2017.11.21]

山本耕史主演・演出作『メンフィス』製作発表レポート

2010年トニー賞作品賞を含む 4冠に輝いたミュージカル『メンフィス』は、1950 年代のメンフィスで、当時タブーとされた黒人の音楽であるブルースを、ラジオやテレビ番組に紹介した、実在の白人ラジオ DJ デューイ・フィリップスの半生を描いたミュージカル。
2015年公演に続いての再演となる今回、アメリカで初めて黒人音楽をラジオで紹介した伝説の DJ、ヒューイ・カルフーンを山本耕史が、ヒューイの恋する黒人シンガー、フェリシアを濱田めぐみが演じる。
11月2日、製作発表会見が一般オーディエンスを招いて都内で行われた。

演出・主演の山本のほか、濱田めぐみ、ジェロ、米倉利紀、伊礼彼方が登壇し、まずキャスト5名による歌唱披露から始まった。

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演出でこだわる点を聞かれた主演の山本は「今、毎日作っている最中で、どのシーンにもこだわっています。点というよりも大きな丸で一つの太いものを印象付けられたら。もちろん細かいディテールも、自分が見てみたいものを作っています。キャストが生で動くのを見るのが楽しいですね」と現在の心境を語った。
フェリシアと似ている点について聞かれた濱田は「集中しすぎて周りが見えなくなるところ。目標を定めてそれに向かう様、思いの強さ、ハードルを乗り越えるバイタリティとか自分とリンクしますね」、山本との二度目のタッグについては、「全部お任せ。耕史さんについていきます」と答えた。
ジェロはデルレイとして前回との変化について、「前回は歌と台詞で頭がいっぱい。今回は前回の反省点をクリアし、それ以外のところ、喋っていないシーンをどう見せるかを意識しながらやっていきたい」。
米倉はゲーターという喋れない役を演じるにあたり、素は無口なのかと問われると、「まだお稽古場では無口で、様子を伺っている最中。濱田さんとご一緒するのは3本めで本当に仲良くさせてもらっていて、稽古の前後に2〜3時間お喋りするのですが。つまりゲーターは僕とは真逆。ゲーターは1幕ではほぼ喋りませんからね」。
伊礼はメイクについて、「黒人役はなかなかないので、メイクは課題かと。皆さん、どうですか?黒人に見えますか?」と客席に問いかけるも、首を横に振る人多数。「勉強になります。本番では頑張ります」と意気込んだ。

最後にそれぞれ、
「情熱、愛情は負の連鎖を断ち切る一つの方法であり、そうやって人類は進化してきたのだと思います。僕がこの作品の一つのピースとして、そのメッセージを皆様に届けられるよう頑張りたいです」(伊礼)
「この物語を僕たち一人一人の人生に置き換え、心で消化しながら稽古しています。新しい演出の2017年版をお届けできるように頑張ります」(米倉)
「恋愛や人種差別がテーマにあり、僕自身も差別された経験があります。言葉で伝えきれないことは自分の演技で表し、僕自身がその架け橋になれたらいいなと思います」(ジェロ)
「前回同様、フェリシア・ファレルとして楽しみたいです。皆様、劇場でお待ちしています」(濱田)
「1950年代の人種差別をモチーフにしていますが、印象として残るのは活劇というか、一人の男性が素晴らしいものを世に広めようと勇気を持ってチャレンジし、結果は成功したのかしていないのか想像の中ですが、僕は爽快な印象を受けました。重いテーマをじっくり考えることもできれば、感覚で楽しい!とも思える。どちらでも楽しめるように作りたいと思っています。ぜひ皆さん、遊びに来てください」(山本)
とコメントし締めくくられた。
 

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<物語>
舞台は 1950 年代のテネシー州メンフィス。南部ではまだまだ人種差別が根強く残っている。 黒人オーナー、デルレイの経営するクラブでは毎晩黒人アーティストの楽曲が流れ、黒人の若者たちのたまり場となっている。ヒューイ・カルフーン(山本耕史)は音楽好きな冴えない無職の白人。ある晩ヒューイはデルレイ(ジェロ)の店を訪れ、デルレイの妹、フェリシア(濱田めぐみ)の歌声を聴き、恋におちる。そしていつか彼女の歌声を多くの人に聴かせるとフェリシアに約束する。
ヒューイはラジオ局に DJ として採用してもらうため、メンフィス中のラジオ局に交渉するが雇ってくれるところはない。ある日、いつものようにラジオ局に売込に行くと、DJ が収録中にブースを束の間離れたところを目撃。ヒューイはブースをのっとり、自分の好きな黒人音楽を流した。局のプロデューサー(栗原英雄)は激怒したが、番組視聴者からアンコールの電話が殺到。ヒューイは晴れて DJ として採用されることに。彼の番組は反響を呼び大きな話題となる。
フェリシアとヒューイは密かに愛をはぐくんでいた。しかし黒人と白人のカップルが認められるはずもなく、世間は二人の恋を非難し続け苦しめてゆく。音楽界の人種の壁に苦しむヒューイ、そして成功を夢見るフェリシア。二人の運命は…。


ミュージカル『メンフィス』

期間:2017年12月2日(土)〜12月17日(日)
会場:新国立劇場中劇場
演出・振付 ジェフリー・ページ  演出・主演 山本耕史
脚本・作詞 ジョー・ディピエトロ
音楽・作詞 デヴィッド・ブライアン
翻訳・訳詞 吉川徹
出演:山本耕史 濱田めぐみ/ジェロ 米倉利紀 伊礼彼方・栗原英雄/根岸季衣他

料金:S席11,500円U-25席(25歳以下当日引換券):¥5,500(全席指定・税込)
※U-25席(25歳以下当日引換券)は一般発売からのお取り扱いです。
一般発売日=7月29日(土)

◆公演詳細・チケット購入はこちら・・・http://hpot.jp/stage/memphis2017
◆公式ツイッターはこちら・・・https://twitter.com/HOCKADOO_japan