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[2010.08.22]

フェスティバル/トーキョー(F/T10)

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東京からの文化発信を目指す舞台芸術の祭典、フェスティバル/トーキョー(F/T10)がこの秋、開催される。
2009年の春と秋に連続開催され12万人を動員したプロジェクトは、3回目となる今回「演劇を脱ぐ」というキャッチフレーズとともに、新作・世界初演、共同製作を含む26演目がラインナップ。

ダンス界からは勅使河原三郎が『SKINNERS - 揮発するものへ捧げる』、黒田育世が『あかりのともるかがみのくず』を上演。会見当日は黒田が登壇し、勅使河原はバルセロナから映像でメッセージを語った。

----今回はBATIKではなくて、男性パフォーマーも交えて「お母さん」をテーマにするということですが、構想をお聞かせいただけますか。

黒田育世
 今までずっとやってきたことに、どこかで“お母さん”のことが張り付いている気がして、まずそれを軸に、思い切ってお母さんのことをやってみようかと思いました。
いつもわりと感情的に、突発的に、ワイルドというか、やってしまう傾向がありますが、お母さんのことを、やるんだったら、丁寧にやろうと思いまして。
考えることから始めよう、と母の事を考えながら、母の母の母の母の・・・とさかのぼっていったら、宇宙の事を考えるようになり、そうしているうちに、ちょっと言葉悪いですが母のことをジャンプ台にしているというか、色々なことを考えているうちに長い作品になってしまいました。
「ダンスとは何か」ということよりも、観ていただいているということに、責任を持ちたいなと思い始めて、そうすると「いいことをやっている風」とならないように、なんか後ろめたいなと舞台で今もそうなんですけれど、自分如きのことなんかお見せするのは、みっともないなという風に思うけれども、そこから逃げないように、今回はずっと黒田が舞台上に居続けようと、それだけはなんとなく決まりました。

フェスティバル/トーキョーは、東京・池袋を中心に5つのメイン会場で、10月30日より開催。

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フェスティバル/トーキョー主催作品より

『あかりのともるかがみのくず』
校正・演出・振付:黒田育世
極私的な物語から立ち現れる生命のファンタジー
激しくかつ繊細な身体感覚で観客を圧倒するダンサー・振付家の黒田が、BATIK主宰としてではなく、一人のアーティストとして臨む。母親との出会い、母から産まれた存在である自己との対峙、今までも、そしてこれからも続いてゆくであろう、その奇跡を見つめるまなざしの向こうに、壮大なファンタジーが生まれる。

『SKINNERS - 揮発するものへ捧げる』
演出・振付・美術・証明:勅使河原三郎
音楽×アート×身体。研ぎ澄まされた芸術体験
比類のない美意識とフィロソフィーで独自の表現を追求し、世界的に注目されている舞踊家 勅使川原三郎。最新作となる本作では、現代音楽の作曲家リゲティのピアノ曲とノイズ、インスタレーションと光によって造形された異空間の中で、極限まで研ぎ澄まされたダンスが繰り広げられる。音楽とアートそして身体による、スリリングな芸術体験。

このほかの作品はこちらから http://www.festival-tokyo.jp/