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関口 紘一 
[2017.07.21]

「Bright Step 2017」の記者会見が催され、若い海外組のダンサーたちが抱負を語った

海外のバレエ団で活躍する日本人ダンサーは、以前とは隔世の感があるほど多い。ヨーロッパなどでは、バレエ団がある地方都市に行けばどこにでも日本人のダンサーがいる、と言ってもいいくらいだ。
そうした中で、海外で活動する若手のダンサーがグループを作って公演し、同時にワークショップも行い、これから海外のカンパニーで踊ることを志向するダンサーたちの一助になろう、という趣旨でダンサーのグループ公演「Bright Step 」は始まった。

1707brightstep02.jpg Bright Ste 代表の西島 勇人

代表はロシア国立バレエ・モスクワの西島勇人、副代表はオランダ国立バレエ団の奥村彩。西島はモスクワ国立バレエ大学のバレエマスター学科を卒業し、ロシアのカンパニーでバレエマスターあるいはバレエ教師に就任する資格を取得している、という。また、副団長の奥村彩は、ラトマンスキー振付のショスターコーヴィチの『ピアノ・コンチェルト#1』のヨーロッパ初演を踊って、ソリストに昇格した。

今回で3回目のとなる「Bright Step 2017」の公演には、19歳から26歳までの10か国で踊る13名のダンサーたちが参加する。その中には、第13回モスクワ国際バレエコンクールのシニア男性デュエットで第1位となった大川航矢(タタールスタン国立カザン歌劇場バレエ団ソリスト)、シニア女性デュエットで第3位に入賞した寺田翠(同・ソリスト)も参加している。その他にも2012年のローザンヌ国際バレエコンクールの第1位だった菅井円加(ハンブルク・バレエ団ソリスト)、2014年の同コンクールスカラシップ受賞の加藤三希央(ロイヤル・フランダース・バレエ団)、2016年キエフ国際バレエコンクール第1位の関野海斗(マルセイユ国立バレエ・ジュニア・カンパニー)なども参加している。
その他のダンサーは、石崎双葉(ヒューストン・バレエ団)、大谷遥陽(スペイン国立ダンス・カンパニー)、北野友里夏(ポーランド国立バレエ団)、高橋裕哉(ハンガリー国立バレエ団)、淵上礼奈(英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)、山本勝利(ドイツ・キール州立劇場)。

上演演目は『海賊』『ラ・シルフィード』『ゼンツァーの花祭り』『グラン・パ・クラシック』『タリスマン』などの古典名作バレエの抜粋が多い。その中ではジョン・ディ・パルマ振付『ロミオとジュリエット』寝室のパ・ド・ドゥ、シディ・ラルビ・シェルカウイの『Mononoke』が演目としては注目される。また、西島は自身の振付作品を大川と踊る予定。
確かにダンサーの世界は急激なグローバル化が進んでいるが、それに対応して踊る場所やリハール会場の確保、バレエ教育のレベルの確認、あるは種々の書類・手続きなど、チャレンジしようと思っても、どこから始めていいかわからないことも多々あるだろう。そうしたことを経験を有するダンサーのグループが公演を行って、自ら指針を示す、ということはバレエ界にとっても良いことだろうと思われる。今後も継続し、ぜひ、結果を出して欲しいと思う

1707brightstep01.jpg (左から)高橋 裕哉、石崎 双葉、奥村 彩、西島 勇人、大川 航矢、寺田 翠、加藤三希央、関野 海斗

Bright Step 2017

日 時:
2017年7月30日 (日)18:00
会 場:新宿文化センター 大ホール
S席 6,000円、A席4,500円、B席 3,000円、C席 1,500円(税込)

▼公式Facebook
https://www.facebook.com/bright.step.project

公演詳細はこちら
http://www.chacott-jp.com/magazine/information/stageinfo1/bright-step-2017.html