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関口 紘一
[2010.04.26]

首藤康之、友谷真実、エタ・マーフィットが「re:bourne」のワークショップ開催

6月に再来日するマシュー・ボーンの『白鳥の湖』の公演を記して、4月3日と4日にワークショップ

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が、港区のアーキタンツで行われた。
マシューのメソッドを教えるワークショップは「re:bourne」と名付けられ、決められたダンサーにしか許されていない。今回は日本でその資格を持つ2人のダンサー、03年と05年の『白鳥の湖』日本公演で主役のザ・スワンと王子役を踊った首藤康之、マシューの主要なダンサーである友谷真実、さらにニュー・アドべンチャーズのアソシエイト・ディレクターのエタマーフィットが来日し、指導に当たった。

一般クラス(1時間45分)とダンサー向けクラス(2時間30分)に分けて二日間行われ、およそ150名が受講した。一般クラスは女性が主体で、ダンサー向けクラスには男性が比較的多く参加したのは、『白鳥の湖』という舞台の特色を表しているのかも知れない。
ユーモラスなポーズを作るフレーズを繰り返していると、生徒からも指導者からも思わず微笑が洩れるところは、いかにもマシューのワークショップらしい光景だ。
参加した人々からは、やはり「男性が白鳥を踊るのがおもしろい」という声が多かったが、「難しい」とか「明日は筋肉痛になりそう」といった声も聞かれた。クラシック・バレエを習っている人がボーン作品に興味を持っているケースが多いようだ。

小グループに別れてそれぞれが『白鳥の湖』の第2幕のワルツの振りを覚える。それから今度は、自分自身のインスピレーションによってそれぞれが振りを作る。そのプロセスで、3人の指導者がアドヴァイスしたり、お互いに相談しあったりする。振りを工夫するのに夢中になって隣の人とぶつかって、その動きを振りに採りいれるといったバランシンばりの技巧をこらす人もいた・・・。
そして、今作られたばかりの振りをそれぞれが発表して、創作する喜びを味わいながら明るく楽しいワークショップは、無事、終了した。
6月の公演では、自身の作った振りとマシューの振りをもう一度じっくりと比較してみるチャンスがあるはずだ。

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撮影:下坂敦俊
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