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[2017.07. 7]

いよいよ今月開幕、ミュージカル「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜」

いよいよ今月開幕する、ミュージカル「ビリー・エリオット」の公開レッスンが都内で行われた。
2015年に始まった大規模なオーディションを経て、昨年の5月からKバレエ スクールやHIDEBOH氏プロデュースのHiguchi Dance Studio、コナミスポーツクラブなどでレッスンをスタートし、三次審査、最終オーディションを勝ち抜いてビリー役、マイケル役に選ばれた子役メンバーたちが大人キャストと共に3つのシーンを披露した。

_2N4A2720.jpg シャイン(中央奥・柚希礼音) カメラマン:田中亜紀
_2N4A2842.jpg ソリダリティ
(左・柚希礼音、中央・加藤航世、右・吉田鋼太郎)
カメラマン:田中亜紀
_2N4A2864.jpg 父さんにバレる(左・吉田鋼太郎、右・加藤航世)
カメラマン:田中亜紀

まずは1幕6場、ボクシングに通うビリーが女の子たちのバレエのクラスに紛れ込んでしまうシーン。バレエガールズ役の女の子たち、そしてバレエ教師ウィルキンソン先生役の柚希礼音(島田歌穂とWキャスト)とパワフルなナンバーを歌い踊った。
次に1幕9場。ストを掲げる炭鉱夫たちと警官の衝突に、バレエのレッスン風景が重ねられた日常を描いたナンバー。ビリーの兄トニー役の中河内雅貴(藤岡正明とWキャスト)ほか大人のキャストが力強いダンスを見せる。続けて10場、こっそりバレエを続けていたビリーとウィルキンソン先生の教室へ、ビリーの父親が怒鳴り込む場面。「バレエはオカマがやることだ!」と決めてかかる父親役の吉田鋼太郎(益岡徹とWキャスト)が大迫力の演技を見せた。
最後に12場、バレエのオーディションをすすめられて悩むビリーを親友のマイケルがタップダンスで勇気付けるシーン。この日は特別に5人のビリーと4人のマイケルたちが一緒に軽快なタップダンスを踊った。

_DS6A6371.jpg エクスプレッシング・ユアセルフ(5人のビリー&4人のマイケル) カメラマン:田中亜紀

今回ビリー役に選ばれた5人の少年たちは、バレエやヒップホップ、ダンスを習っていたなどとそれぞれの経歴は様々。得意不得意が個々にあったと思うが、今回の公開レッスンでは見事なダンスを全員が披露した。1年以上にわたるレッスンでここまで成長した彼らは更に本番までに、そして初日の幕が開いてからも成長し続けるだろう。
また、映画(邦題「リトル・ダンサー」)ではアダム・クーパーが演じたラストのワンシーンが大変印象的だった大人になったビリーの姿。今回の公開レッスンでの披露はなかったが、ミュージカル版ではオールダービリー(大貫勇輔/栗山廉とWキャスト)とビリーのフライングを使ってのダンスシーンもある。こちらも楽しみだ。

父親役の吉田はレッスン後の囲み取材で「1年半、子どもたちはレッスンを重ねてきてまだまだ発展途上で、ものすごく厳しいレッスンを続けております。徐々に形になりつつあるという段階ですけれど、彼らのすごくまっすぐな取り組み方、弱音を吐かない、大変なはずなのに嬉々としてやっている姿を見ていると心を打たれます。
世界各国で上演され、たくさんのお客様を動員し、たくさんの賞もとっているミュージカルということもありますが、やっぱり実際に稽古していて、本当に子どもたちの情熱に、周りの大人キャストも子どもたちに触発されながらものすごいものを作っているんだな、と実感しております。たぶん、すごいものになると思います」と語った。

この前代未聞の大掛かりなミュージカルが、これから更にどのように仕上がっていくのか、本番への期待が高まる。
ミュージカル「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜」は7月19日(水)から10月1日(日)まで東京・TBS赤坂ACTシアター、10月15日(日)から11月4日(土)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演予定。

_DS6A6443.jpg 手前左から、加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹、山城 力/奥左・吉田鋼太郎、右・柚希礼音
カメラマン:田中亜紀