[2010.07.30]

不思議空間の面白さ「空白に落ちた男」

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 2008年、ベニサンピットで脅威の53回公演を成功におさめた「空白に落ちた男」が7月24日より場所をパルコ劇場に移し再演されている。今回はキャスト二人を入れ替えてのリニューアル上演。
「水と油」、パリを経てマイムをベースにパフォーマンスの新境地を開拓し続ける小野寺修二、モーリス・ベジャール、マシュー・ボーン、シディ・ラルビなど名だたる振り付け家を魅了し続けるダンサー首藤康之、「水と油」から小野寺修二のパートナーである藤田桃子という初演メンバーに新たに加わったのは、ウィリアム・フォーサイスにその才能を認められ、その後の活躍もめざましいフォーサイス・カンパニーの安藤洋子。つねに観客を笑いと熱狂の渦に巻き込み、ダンスと演劇のコラボレーションを見事に打ち出した近藤良平率いる「コンドルズ」より、現在Tシャツデザインでチャコットともコラボレーションしている藤田善宏。「ダンス」という共通言語で結ばれた5人が集結した。

「殺人事件を捜査している刑事S。ある日見知らぬひとりの男と出会い、その時から無意識の内に不可思議な現象空間に引き込まれてしまう。全うに生きてきたはずなのに、触れられたくない記憶が迫ってくる。夢なのか?現実なのか?」セリフのないマイムの世界でサスペンスタッチの物語が展開されていく。

扉、テーブル、椅子など、装置や小道具を巧みに使って、舞台上は様々な時間、場所に変化し人物の関係も変わっていく。殺人現場、日常の朝、ホテル・・・。
時空がねじれたような不思議な感覚を覚えるのと同時に、そのテンポの良さ、発想の面白さに観ている方はどんどん引き込まれていく。次々と展開する舞台に釘づけであっという間の85分。キャストの表情、舞台装置も見どころだ。

「空白に落ちた男」は8月3日(火)まで上演中。ぜひ劇場で不思議空間の面白さを体験してみていただきたい。
 

「空白に落ちた男」 >>>発売中

●7/24(土)〜8/3(火)
●パルコ劇場
●作・演出=小野寺修二、音楽=coba
●出演=首藤康之/安藤洋子/藤田善宏(コンドルズ)/藤田桃子/小野寺修二
●7,350円(全席指定・税込)
●開演時間=24日19:00、25・8/1日14:00、7/26・28・30・8/2日19:30、7/29日14:30と19:30、7/31日14:00と19:00、8/3日14:30
●お問い合わせ=パルコ劇場 03-3477-5858
http://www.parco-play.com