[2015.10.29]

日本初演『プリンス・オブ・ブロードウェイ』公開GPレポート

2015pob_02.jpg

プロデューサーとして、そして演出家として数々のブロードウェイ・ミュージカルを手がけ、トニー賞を21度受賞するという偉業を成し遂げた鬼才、ハロルド・プリンス。『ウエスト・サイド・ストーリー』『屋根の上のバイオリン弾き』『キャバレー』『スウィーニー・トッド』『エビータ』、そして『オペラ座の怪人』など、珠玉の名作の数々がプリンス自身の記憶と共に描かれたワールドプレミア ミュージカル『プリンス・オブ・ブロードウェイ』が開幕した。
10月23日初日当日、東急シアターオーブにて公開舞台稽古が行われ、マスメディアのほか多数の一般客も入り、本番さながらの盛り上がりを見せた。
オーバーチュアからよく知るミュージカルナンバーが次々に奏でられ、期待が高まる。やがて市村正親による声の出演でハロルド・プリンスの一人語りが始まり、『フローラ、赤の脅威』より"ALL I NEED IS ONE GOOD BREAK"のナンバーで、出演者が一人ずつ登場しワンフレーズずつ歌い継いでいく。続く『くたばれ!ヤンキース』から"HEART"で登場した、今回唯一の日本人のキャスト柚希礼音は、今年5月に宝塚歌劇団を退団してから初の舞台。劇中では野球選手を誘惑するローラを、コミカルな演技とセクシーな衣裳で、9月までブロードウェイで『On the town』に主演していたトニー・ヤズベックを相手に堂々と踊った。

2015pob_13.jpg

『ウエスト・サイド・ストーリー』のシーンではトニーとマリア、そして1幕の最後では『オペラ座の怪人』よりファントムとクリスティーヌ役で美声を響かせたラミン・カリムルーとケイリー・アン・ヴォーヒーズ。ウエスト・エンド版『オペラ座の怪人』で史上最年少の28歳でファントム役を演じたカリムルーと、ブロードウェイの『オペラ座の怪人』にクリスティーヌ役で出演のヴォーヒーズの夢の共演は、短いワンシーンながらどちらも一瞬にして物語の世界観が描き出され、このままフルシーンを観たいと思わせるすばらしい歌と演技。
この他、1幕では『シー・ラヴズ・ミー』『フォーリーズ』『屋根の上のヴァイオリン弾き』『キャバレー』など、2幕は『カンパニー』で幕を開けると、『エビータ』『フォーリーズ』と続く。柚希が男役時代さながらの低音で歌う『蜘蛛女のキス』より"KISS OF THE SPIDER WOMAN"は、市村の語り以外では唯一の日本語シーン。そして『スウィーニー・トッド』『ショウ・ボート』まで多数の作品からのナンバーが、実力派のキャストによる歌とダンスで綴られた。
87歳にしていまだ現役の演出家として活躍するプリンスの、60年以上にわたるキャリアを描いたワールドプレミア ミュージカル『プリンス・オブ・ブロードウェイ』日本初演。東京公演は11月22日まで、大阪公演は11月28日〜12月10日、梅田芸術劇場。

※クリックで拡大します
2015pob_04.jpg 2015pob_10.jpg 2015pob_11.jpg
2015pob_01.jpg 2015pob_03.jpg 2015pob_05.jpg
2015pob_06.jpg 2015pob_07.jpg 2015pob_08.jpg
2015pob_09.jpg 2015pob_14.jpg 2015pob_12.jpg

 

三井住友VISAカード presents
ワールドプレミア ミュージカル『プリンス・オブ・ブロードウェイ』


●演出=ハロルド・プリンス、共同演出・振付=スーザン・ストローマン
 脚本=デヴィッド・トンプソン
●出演=ジョシュ・グリセッティ/シュラー・ヘンズリー/ラミン・カリムルー/ナンシー・オペル/ブリヨーナ・マリー・パーハム/エミリー・スキナー/マリアンド・トーレス/ケイリー・アン・ヴォーヒーズ/トニー・ヤズベック/柚希礼音、市村正親(プリンス役声の出演)
公式HP http://pobjp.com/

<東京>
●10/23(金)〜11/22(日)
●東急シアターオーブ
●お問い合わせ=梅田芸術劇場 0570-077-039(10:00〜18:00)

<大阪>
●11/28(土)〜12/10(木)
●梅田芸術劇場メインホール
●お問い合わせ=梅田芸術劇場 06-6377-3800

http://www.chacott-jp.com/magazine/information/stageinfo3/visa-presents.html