『セレナーデ』

振付/ジョージ・バランシン
音楽/ピヨトール・イリッチ・チャイコフスキー



幕が開くと、淡いブルーのオーガンジーのスカートを纏った17名のバレリーナが平行に並んで、

月光をさえぎるように右手を高くかざし、ブルーの光の中に立っている。

音楽の流れとともに、さまざまの動きのフレーズが作られては消え、

フォーメーションが流麗に変幻する。

出が遅れたり、転倒したりするダンサーが、

自然の現象のようにフラクタルに舞台にとりこまれる。

繊細で優美な情感が、美しい身体によって奏でられる。

そして、四つの楽章が終ると感傷の滲む余韻を残して静かに静かに幕が下りる。


 

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