『ダンスカンタービレ』

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5人のダンサーと2人のボーカルで構成される男性ユニットDIAMOND☆DOGS。途中メンバーの入れ替わりを経て今年結成15年を迎えた。結成時には辻本知彦や、酒井はなとユニットを組む島地保武らが参加している。
この『ダンスカンタービレ』の構成・演出・振付を手がけるのはDIAMOND☆DOGS結成時からのメンバー森新吾。女性キャストを加えての公演は今までにもあったが、この公演は森のほかは10名の女性ダンサーと日替わりで登場する男性ゲスト1名という構成。男性キャストが多かったこれまでのDIAMOND☆DOGS公演とは異なる、女性ダンサーだらけの舞台を手がけるのは初めてだという。
振付は出演者陣のほか、原田薫、港ゆりか、Show-hey、ゲストダンサーの長澤風海がクレジットされている。

女性キャストはストリートダンスやジャズダンスのほか、フィギュアスケート、バレエ、器械体操などの経験ももつダンサーたち。これまでの出演作品もさまざまな個性的なメンバーが、それぞれの持ち味を活かした踊りで主演の森を取り巻く。AKB48・NMB48卒業生の梅田彩佳、現AKB48の藤田奈那の役どころも見所。
女性陣の軸となる風花舞は宝塚歌劇団の元トップ娘役だが、宝塚入団前には松山バレエ学校でクラシックバレエを学んでおりコンクール上位入賞の経歴ももつ実力者。現在ではダンス指導や振付も行っておりチャコットのスタジオでは人気の講師でもある。宝塚の初舞台では異例の抜擢でポワントをはいて舞い踊り話題となった。根底にバレエの基礎がある風花の踊りは安定感があり、更に数々の舞台に立ってきた彼女の見せ方は抜群で、暗い影を秘めた役だが常に品がある。
主演の森はほぼ出ずっぱりで、8人の女性とそれぞれ絡み合うことで様々な表情を見せ、キレのある踊りと迫真の演技で最後まで物語を引っ張っていく姿は圧巻だった。
「切り裂きジャック」をモチーフにした物語は、19世紀末のロンドンを舞台に台詞のないダンスだけで表現されている。DIAMOND☆DOGSのダンス公演同様作りこまれた物語を、踊りと演技、音楽から読み解くのもこの公演の醍醐味だろう。回を重ねるごとに、ストーリーに新たな発見がある。
また日替わりだったゲストのシーンは出演者それぞれによって全く違う魅力があり、全てを見る事ができるのもDVDならではの特典。
 

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『ダンスカンタービレ』
価格:7,000円(税込)
お問合せ先:博品館劇場 TEL 03-3571-1003

▼劇場開幕前 森新吾のインタビューはこちら
http://www.chacott-jp.com/magazine/interview-report/interview/-diamonddogs.html