荒部 好

『エトワール』(CD)

 バレエを習ったことのある人なら思わず踊り出したくなる、バレエ・ファンなら大好きなダンサーの舞台を思い浮かべて口ずさんでしまうような音楽。バレエの舞台とは切っても切り離すことのできないメロディ。バレエの好きな人たちの心の中でいつも奏でられている有名なバレエ音楽----「どの曲が一番好きですか?」と質問されたら、迷ってしまうのではないだろうか。
 そんな質問をして、バレエ音楽のランキング20を収録したCDが刊行された。
 発売元のキングレコードでは、ホームページで人気投票を実施、さらに現役バレエダンサーへのアンケートを行って、上位20曲を選定、収録したという。
 結果は? そう、ご想像の通り。『くるみ割り人形』が強かった。「花のワルツ」「パ・ド・ドゥよりイントラーダ」「ディヴェルティスマン」「こんぺい糖の踊り」の4曲が入賞している。他には『白鳥の湖』も4曲、『眠れる森の美女』2曲、『コッペリア』2曲などだったが、作曲家ではチャイコフスキーが半分の10曲入賞で圧勝だった。これももちろん順当な結果であろう。
 20曲のランキングを見ていると、ダンスそのものの人気とまったく同じのように思えるが、ダンスで投票してみたらまた違った結果がでるのではないか、という気もする。DVDのダンス映像で人気投票をやったらどうなるだろうか、などといろいろ考えてしまう。いつかはそんな機会も持ちたいと思った。
 ボーナストラックの「誰も寝てはならぬ」(『トゥ-ランドット』より)と大和雅美のインタビューと解説が付いている。


『エトワール』
~マイ・フェイバリット・バレエ ランキング20!
\2,500
(本体価格\2,381)
5月24日発売