(荒部 好)

BD ベジャール・バレエ・ローザンヌ
『春の祭典』『カンタータ51』『シンコペ』

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ベジャール・バレエ・ローザンヌが2012年にアントワープ市立劇場で上演した『春の祭典』(モーリス・ベジャール振付、イーゴリ・ストラヴィンスキー音楽)、『カンタータ51』(モーリス・ベジャール振付、ヨハン・セバスチャン・バッハ音楽)『シンコペ』(ジル・ロマン振付、ティエリ・ホフシュテッター&J.B.マイヤー、シティ・パーカション音楽)の3作品を収録したブルーレイ・ディスクが刊行された。
周知のようにベジャール・バレエ・ローザンヌの前身は、ベジャールが率いてジョルジュ・ドンなどのダンサーが踊った数々の伝説的作品を創った20世紀バレエ団である。(最近はこの事実もあまり周知ではなくなってしまったが)
1959年に初演された『春の祭典』は、音楽は春の神々に処女の生け贄を捧げるロシアの春の祭りを主題としたものだったが、ベジャールは男女同数のダンサーが集団で踊るうちにそれぞれカップルとなる野性的な生命力を力強く描くダンスにして、衝撃的な反響を呼んだ。この作品のヒットをきっかけに20世紀バレエ団が誕生。その後、『ボレロ』を始めとする20世紀の傑作が誕生していくことになる。
『カンタータ51』は、バッハの教会カンタータ「もろびとよ、歓呼して神を迎えよ」に振付けたもの。大天使ガブリエリが聖母マリアに受胎告知をなす場面をダンスにしている。天使には大貫真幹が扮して、ゆったりとしたラインの見事な踊りを見せる。
『シンコペ』は、ベジャールの死後カンパニーを引き継いで芸術監督を務めるジル・ロマンが2010年に振付けた作品。シンコペーションとは簡単にいえば音の強弱を変えて、リズムにアクセントをもたらすこと。しかし医学では喪失、一時的な意識の喪失を意味することになるのだとか。そうした意識とリズムの関係をダンスにした作品である。エリザベット・ロスやガブリエル・アレナス・ルイーズ、カテリーナ・シャルキナなどの主要メンバーが中心となって踊っている。

販売元:有限会社エリア・ビー
価 格:¥5,500+
BD(ブルーレイ)/リージョン:ALL
http://areab.co.jp/
収 録:2012年11月アントワープ市立劇場、ベルギー