(荒部 好)

【CD】ミュージック・フォー・マラーホフズ・マスタークラス

ウラジーミル・マラーホフ 監修
マリタ・ミルサリモア 演奏

マラーホフのバレエ・レッスンDVDの4アイテム(「マラーホフのマスタークラス」および「マラーホフのヴァリエーション・レッスン」3本)と同時にマラーホフのディレクションによるCDシリーズ3アイティムが発売されている。
これは、豊富な経験により、ロシア・バレエとヨーロッパのバレエの精髄を知り尽くしたウラジミール・マラーホフによる、素敵なバレエダンサーのための音楽集である。

1501cd.jpg

マラーホフは「私のようなダンサーにとって、素晴らしい音楽はステップに込める感情を盛り上げてくれます」という。
「マスタークラス ベーシック」では、ウォームップ用のサティの「ジュ・トゥ・ヴ」から、バットマン・タンデュのヴェルディの「椿姫」、チャイコフスキーの「子供のアルバム」よりポルカ、フォンデュにはグリンカの「マズルカ」、アダージョにショパンの「ノクターン」、ベートーヴェン「悲愴」、ピチカートにはポンキエッリの「時の踊り」、トゥ−ル・ザン・レールには「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」、フェッテはミンクス「海賊」などなど、オリジナル曲も含めて33曲の親しみ易い美しい曲が収録されている。同様に「マスタークラス・オン・ポワント」「マスタークラス・ターンズ&リーブス」も刊行されている。

3アイテムともピアニストは、マラーホフとともに10年間仕事をしてきたマリタ・ミルサリモア。アゼルバイジャンのバクー音楽院で学び、ライプチヒのゲバントハウスやべルリン国立歌劇場で活動している。
彼女のピアノは「たとえば朝のクラスでは。これから始まる一日をダンサーが良い気分で過ごせるように手助けしてくれます。私たちダンサーは、音楽にのって踊るだけでなく、音楽と一体となって踊るのですから、音楽の持つエネルギーやクオリティは非常に重要です」とマラーホフはいう。
良い音楽で良いクラスを受ける、それが将来活躍するバレエダンサーにとって最良の選択であるのは間違いない。