(荒部 好)

WORLD CLASSICS@CINEMA 英国ロイヤル・バレエの『くるみ割り人形』

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WORLD CLASSICS@CINEMAで英国ロイヤル・バレエの『くるみ割り人形』が公開された。これは2008年から既に始まっているLivespire UKオペラ@Cinemaに続くもので、世界一流オペラハウスで上演されたバレエのライヴ映像が映画館で上演される、というもの。

英国ロイヤル・バレエの『くるみ割り人形』は、たいへん優れたストーリー・テリングの才能を持つ、サー・ピーター・ライトが、レフ・イワノフの振付を改訂したヴァージョンである。ピーター・ライトは『くるみ割り人形』の世界に特別の思い入れがあり、いくつかの演出・振付を行っているが、このドロッセルマイヤーの甥が登場するヴァージョンが最も豪華。原作のE.T.A.ホフマンの神秘的な世界をとり入れて、クリスマス・エンジェルを登場させるなどスリリングでスケールの大きい演出を行っている。
音楽はもちろんチャイコフスキー。ニュ−ヨーク・シティ・バレエ団から移籍してきた美貌が輝くようなアレクサンドラ・アネッサリ、ヴァレリー・ヒストリフ、イオナ・ルーツが、コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスの舞台を踊っている。
画面は精細で音響も優れた映画館のゆったりとした椅子でバレエのライヴ映像を楽しむことは、バレエ・ファンのみならずとも素晴らしい体験となる。
ほかにも英国ロイヤル・バレエの『オンディーヌ』、マリインスキー・バレエの『白鳥の湖』などが公開中である。

●上演作品・スケジュールなど、詳しくはこちらから
http://www.livespire.jp/opera/index.html