荒部 好

『ロイヤルバレエスクール・ダイアリー』

アレクサンドラ・モス 著 阪田由美子 訳
1. エリーの挑戦(以下続刊)
2. ララ----信じて跳んで 3. イザベル---完全無欠の新入生
4. ソフィーの夢 5. ケイトの秘密 6. グレースの実力
7. 新入生 8. 恋かバレエか


 3歳から大好きなバレエをはじめたシカゴの女の子エリー。幼い頃父親を亡くしてママと二人暮らし。10歳の時にママが学生時代に過ごしてパパと出会った街、英国のオックスフォードに引っ越した。
アメリカとイギリスの英語の違いにとまどい、期待と不安がいっぱいの転校生エリーは、フランクリン先生のもとでバレエのレッスンを再開。そしたらどうもママに恋人ができたみたいで‥‥。
そしていよいよ、憧れのロイヤルバレエスクールの中等部の入学選考を受けることになった。ところが、一次審査の当日、ママが持病の発作で倒れてしまう‥‥‥。

『ロイヤルバレエスクール・ダイアリー』の第1巻「エリーの挑戦」は、そんなふうに始まる。
主人公のエリーは、故郷シカゴの大親友ヘザーから別れる時に贈られた、大切な<日記帳>に、オックスフォードで過ごす毎日のゆれ動く気持ちを綴る。まるで隣に居るヘザーに語りかけるように。
世界の檜舞台、ロンドンのコヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラハウスを本拠とする英国ロイヤル・バレエ団。そこに所属するロイヤルバレエスクールは、プリマ・バレリーナをめざす、世界中の女の子の憧れの頂点。繊細であやうい思春期の少女が、ひたむきにバレリーナへの道を進むピュアな姿を、日記形式をまじえて描く胸に迫る物語である。
第2巻の「ララ----信じて跳んで」では、晴れてロイヤルバレエスクール中等部に入学し、寮生活がスタート。そしてロイヤルバレエの『くるみ割り人形』の子役に選ばれる。ところがエリーは舞い上がって、ママに間違った公演日をメールしてしまう。すると、ママの結婚式とエリーの本番が重なって‥‥。といった展開も用意されている。
バレリーナのタマゴ、エリーの波瀾万丈、スリリングな毎日を一緒に経験してみてはいかが。




『ロイヤルバレエスクール・ダイアリー』全8巻
アレクサンドラ・モス 著
阪田由美子 訳
草思社 刊
本体880円(税込)