荒部 好

『SWAN ---白鳥--- 愛蔵版 』

有吉京子
 バレエ漫画の最高傑作として多くのファンに愛され続けてきた有吉京子の『SWAN---白鳥--- 1 』が、誕生30周年を記念して愛蔵版となって再デビューを果たした。
 全12巻で毎月18日頃、順次発売されていくそうだ。
 愛蔵版の特典としては、描き下ろしコミック「SWAN---variation」を収録、雑誌連載当時のカラーページを完全復活、コミックスに未収録のカラー&モノクロ扉絵を収録、著者による新規彩色カラー原画の収録が詠われている。他にも、抽選で特製ポストカードのプレゼントがあり、9月14日締め切りなのでまだ間に合う。
 造本も愛蔵版らしく、カバーは淡い彩雲風の模様を印刷した上に<ラメ入りのシルクUV加工>が施されており、有吉京子の細密な絵が箔押しのように浮かび上がっていて、じつにセンスの良い仕上がりである。ファンなら、どうしても書架に入れておきたくなるような一冊である。
 かなり時が過ぎたとはいえ、雑誌掲載時のカラーページを見ると、この漫画に胸躍らせていた頃の熱い想いが蘇ってくるのではないだろうか。
「SWAN---variation」は、『SWAN』とその次世代ストーリーである『まいあ Maia』の間に流れる時間の中で、登場人物たちはバレエ人生をどんなふうに送っていったのか、ということを中心に描いていく、という著者のコメントが添えられている。この壮大なストーリーのこれからの展開が大いに期待される。


「SWAN ー白鳥ー 愛蔵版」


*第2巻は、6月18日発売予定。

「SWAN ー白鳥ー 愛蔵版」 第1巻
1260円 (本体価格1,200円) 
平凡社刊