ダイアリー ~ダンサー日記~

友谷真実さん [ プロフィール ]

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。

http://ameblo.jp/mami-tomotani/

From U.S.A 友谷真実

海外で働くダンサー、教師のための履歴書の書き方

寒い!!
紅葉は始まりましたか? アメリカの秋の紅葉も素晴らしいですよ!
私はグリーンカードを申請中なのでアメリカを出られません。
仕事もできません。でも、取れたときのための準備はできます!
先日、アメリカで働こうと思っている日本人大学生に面接の受け方や履歴書の書き方、就職するまでのアドバイスがピッツバーグであるのを知りました。
ダンス教師、あるいは何かのきっかけで劇場に関わった仕事をしたい時、アメリカでどうやって面接を受けたら良いのか、履歴書はどう書けば良いのか、大学生ではない私でもアドバイスが頂けるということで行ってみました! イギリス10年、オランダ3ヶ月、オーストリア1年、ニューヨーク3ヶ月の経験がありますが、アメリカの面接や履歴書の書き方は知りません。

このアドバイスをする企業は、将来的に日本やアメリカから仕事の依頼が来たときの派遣会社でした。私の履歴にびっくりし、「私たちは、銀行や車関係など、企業で働ける方へのアドバイスで、劇場や学校関係はしていません」(笑)。私も負けずに「事前にニューヨークオフイスには私のことをメールし、『是非来て下さい。』と言われたのですが」「あぁ、もしかしたらニューヨークはそういう仕事があるのでしょうね。でもここではありませんよ」と言われましたが、何か吸収して帰ろうと思っていたので、「そうですか」と帰ることはしませんでした。
「履歴書の書き方だけでも見てください」とお願いしたところ、まず「生年月日は要りません」と言われました。ダンサーの履歴書も一緒です、要りません。知ってはいましたが、童顔の私はいつも実年齢よりもずっと若く見られ、外国人にはとくに学生扱いされるので、教師としての履歴書用には年齢を書いてみました。 
それから、いくつかアドバイスをもらい、最後には「ビジネスでアメリカに来る方たちを食事に連れて行くなどの、世間話が出来る程度の通訳はどうですか?」と聞かれました。「私の英語力では同時通訳やビジネス英語はからっきし出来ません」と答えましたが、世間話だけでいいとのことなので登録してきました。何がきっかけで、将来日本と外国の間で劇場の仕事ができるか解りません。アラフォーの私にはワクワクする出会いがあるかもしれません!)

企業で働こうとする日本人のビジネスマンやウーマンの大学生に混じって、行ってみて良かったです。皆さん黒のビジネススーツでビッシと。私はこれだけでも浮いていました(笑)
ところで、以下に記すのはダンサーと教師の履歴書です。ダンサーは私のヨーロッパでの経験からです。
1、名前 2、住所 3、連絡先(メールアドレスも)を書きます。
ダンサーの場合はこれに、身長、体重、髪、目の色も書きます。
そして、何がしたいかを短く書きます。
例えば、「この素晴らしい環境でぜひ教師として働きたい」「こういうポジションにつきたい」など。また、別紙にカンパニーやディレクター宛に短いレターを書くと良いと思います。
舞台経験は、新しい年号の順番で(今だと2010年11月から)今までの舞台を書きます。カンパニーネーム、作品の名前、役柄は書きたければ書きます。そして仕事をした時期、国(町)。これらを横1列に書いていきます。
教師などはその後、得意なことを書きます。
例えば、音楽を上手に使ってダイナミックな動きをする。臨機応変にクラスの内容を年齢や経験などで変えられる。などです。そして、今までの履歴を短く書きます。教えや舞台の経験も書きます。どんなダンスが出来るかも。(ジャズ、バレエ、タップ、モダン、コンテンポラリー、サルサ、タンゴなど)そして、プロとして働いたカンパニー、学校などを書きます。また、就労ビザを持っている場合はそれも書きます。
その他、テレビや雑誌、ビデオなどに載った経験もあれば、「映像、テレビ、マガジン」として載せます。また教えの経験、賞も取っていればそれも書きます。
最後に(あるいは一番最初に)ダンスを学んだ学校や時期も入れて書きます。これは外国ではとても大事です。審査員が知っている学校の場合は電話をして、そのダンサーのことを聞いたりします。

そして大事なことは、なるべく、1枚におさめます。2枚以上だと、2枚目は見られないことが多いので、そのつもりで。そして、ダンサーは写真が大事です。これも履歴書とは別にA4サイズ1枚に何種類かの動きや、キャラクターが見られるのを選びます。1種類のダンスの写真だけでもかまいません。とにかく、これも1枚だけです。後は、顔写真です。白黒でもかまわないと思いますが、ブロードウェイはカラーが良いそうです。写真の裏に名前を書いておきます。
ヨーロッパは1月からオーディションが始まります。参考になれば良いのですが。

[2010.11.10]