芸術の秋ですね! 皆さんは何を観に行かれますか?

私は、オフブロードウェイのお芝居『SENSE&SENSIBILITY』を観に行きました。
そして、トニー賞を取ったブロードウェイのお芝居「Humans」と評判の良いシルクドソレイユの『KURIOS』、そしてコンテンポラリー・ダンスのNDTカンパニーにミュージック・コンサート、なんと夫が好きということで見るようになったプロレスも見に行きます!!
以上見た作品の中から、今回はオフブロードウェイのお芝居「SENSE&SENSIBILITY」について報告しますね。

オフブロードウェイの作品は予算がブロードウェイのように無いので、随所にアイデアが盛り込んであり、手作りという感じがありワクワクする感じが好きです。
場所は、スタジオのような空間です。観客は両サイドに3列に並んだ椅子に座ります。なんかファッションショーを見る感じです。片方のサイドに化粧前が並んでいますが役者はいません。
今回も新しい本を読んだ気分になりました。芝居は目の前で演じられるので、言葉がよく見えて、意味を深く感じられるので本を読んだ気持ちになります。
役者さんたちの演技の上手なこと! 日本のTBE(ミュージカルのプログラム)で演技を指導していたCarman Lacivita カーマンも出演していました! 始まる前に普通のジャージ姿で役者がお客さんと普通の話をします。カーマンはすぐに私のところに来て私の友人と3人で普通に話しました!(^^)!

友人でTBEの講師も担当したcarman

友人でTBEの講師も担当したcarman

その間にポップミュージックが流れていてあまりこの場、客層に合わないな。と思っていたらそこでサプライズがありました。なるほど、だから今のポップミュージックを使っていたのだと!
もちろん、そこから芝居の世界に入っていきます。
ジェーン・オースティンによる『Sense and Sensibility』を役者さんの一人である女性が芝居にするために脚色して台本を書いたそうです。
有名なのでは、アン・リー監督 で、エマ・トンプソンが脚色した映画 『いつか晴れた日に』 のヴァージョンもあります。
役者さんたちは、よくもまぁ! いろいろな役を目の前でリズム良くオン、オフできること!
舞台にスピードがあり一度も「わー、長いセルフのシーン」と感じるのもありませんでした。カーマンもハンサムで妹を好きな気持ちを抑えた役を演じていて素晴らしかったです。彼ともう一人の女性は5日間で覚えて出演したそうです!
他のオリジナルのキャストは1週間のワークショップの後に、6週間のリハーサルで幕を開けたそうです。

芸術の秋ですね! 皆さんは何を観に行かれますか?

ダンスシーンもありますが、ユーモアがあり、それよりも小道具の椅子をボールのように早く動かすのですが、その複雑な交通は場面の立体感を出していて良かったです。
すぐに大きな劇場への移動の話があったそうですが、3日で新しいスペース用に変更して、という条件でスタッフ側も役者側もそれは準備が短すぎると断ったそうです。でも、ブロードウェイを狙っているそうです!
何回も観に来るリピーターさんも多いそうです。席が違えばまた、違った見方が出来るのが良いですね。

うーん、私も芝居が好きなのでもっと芝居の振付をしたいです!
そして、いつも思うのですが、日本は若い女性のお客が多いのですが、外国は母娘で来てたり、老夫妻、男性もいます。日本ももっと男性や家族、シルバーの方たちも映画を見に行く感じで生の舞台(ダンス、芝居、ミュージカルなど)観に来てくださると良いですね。母の日や敬老の日、あるいはクリスマスなどにサプライズで誘って劇場に行くというのを皆さんもしてみてください。良い思い出になると思います。

芝居のあった場所

芝居のあった場所

さて、最後に来年の春、東京で開催されるTBE「ブロードウェイエクスペリエンス」(ミュージカルを教わるニューヨークのプログラム)の受講生募集が始まりました!開催日は2017年3月27日(月)〜4月1日(土)です。
締め切りは12月30日です。すでに、10月の段階で約10名の方がお申し込まれています。 11月末までにお申し込まれた方は$50引きです。お見逃しなく! 地方から参加される方は早めに宿泊先をキャンセル費が出ないウエブサイトで借り予約をお勧めします。
お陰様でTBEは来年で5周年です。これから内容を決めていくのですがスタッフ一同とてもワクワクしています。詳しくは、ウエブサイトをご覧ください。
http://thebroadwayexperience.com/home-japan/
お問い合わせは下記までどうぞ。 tbetokyo@gmail.com 皆さんも秋の劇場を楽しんでくださいね!

芸術の秋ですね! 皆さんは何を観に行かれますか?

芸術の秋ですね! 皆さんは何を観に行かれますか?

インタビュー & コラム

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友谷 真実 Mami Tomotani

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。
http://ameblo.jp/mami-tomotani/

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