アメリカのコンテンポラリーバレエダンスカンパニー、「CEDAR LAKE」のクラスとリハーサルを見学しました。

このカンパニーは16名のダンサーが所属していますが、男女ともとても強いテクニックを持っていて、時々、女性なのか男性なのか分からなくなるぐらいです。 
年齢は20歳から31歳ぐらいまのダンサーたちで、いろいろな国の人がいてとてもインターナショナルでしたし、このまま個性や国が違うダンサーたちでやっていきたいそうです。
カンパニースタジオもとても広く空間が良く、れんが造りの倉庫みたいですが、おしゃれで隣にはとても大きな劇場もあります。この劇場は使用しないときは貸しているので、いろいろな公演、イベントがあるみたいです。

カンパニークラスは、私の友人でニューアドヴェンチャーズ『SWAN LAKE』の3D映画でクィーンを演じたニーナ・ゴールドマンがバレエを教えていました。
このカンパニーは、コンテンポラリーの作品を踊るのですが、クラスはバレエだけだそうです。かなりハードなスケジュールみたいで、昨日違う州から公演を終えて帰って来て、今日のリハーサル後明日は、また他の州に公演に行く。ということで、みんな疲れているからクラスもセンターを大事に取る感じの本当にウォーミングアップという感じでした。

ニューヨークにきたクリス・マーニー (ドリアングレイやスワンレイクの主役)と

ニューヨークにきたクリス・マーニー
(ドリアングレイやスワンレイクの主役)と

10年近くこのカンパニーを支えているフランス人女性のアーティストディレクター、アレクサンドラ(Alexandra Damiani)がJOHAN INGER振付の『Rain Dogs』ともう一つタイトルが分からないのですが、かなりヘビーなダンスピースを練習していました。
アレクサンドラのダメ出しは、とても適切でダメ出しの後のダンスは全然違います。みんなかなり個性が強くそれぞれが素晴らしいダンサーたちなので、ダメ出しによって、一つになり作品の主なメッセージ、動きが良く見えて来て、あっという間の数時間でした。
10年前だったら、私もすぐに踊りたくなりますが、さすがに体が壊れるな。。。と思いながら若いダンサーたちのエネルギーを楽しませてもらいました。
レパートリーは、日本でも有名なイリ・キリアンやオハッド・ナハリンからAlxderEkmanなど素晴らしい振付家の作品がたくさんあります。一つのカンパニーに所属して世界中の振付家の作品を踊れるカンパニーなので、ダンサーたちもとても幸せと思います。

ニーナがリハーサルディレクターのアシスタントを時々していますが、彼女が忙しい時に私が出来るか分かりませんが、紹介してもらい、私は、まずはカンパニークラスを教えることになりました。
とても楽しみです。
ホームページから動画も見られます。
http://cedarlakedance.com/

Photo:Mami Tomotani

Photo:Mami Tomotani

インタビュー & コラム

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友谷 真実 Mami Tomotani

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。
http://ameblo.jp/mami-tomotani/

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