ダイアリー ~ダンサー日記~

友谷真実さん [ プロフィール ]

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。

http://ameblo.jp/mami-tomotani/

From U.S.A 友谷真実

明けましておめでとうございます

2014年も皆様にとって健康で新たなワクワクすることがあり、素敵な出会いがある年でありますように。

1401mami01.jpg 「Sleeping Beauty」のバックステージから

マシュー・ボーンの『Sleeping Beauty』USAツアーが無事に終わりました!
4年カンパニーから離れている間に、ほとんどのカンパニーメンバーがチェンジしていて、なじめるか、あるいは、このツアーをやると決めたことを後悔しなければ良いな。と心配していましたが、とても楽しく、有意義のある期間でした。
カンパニーメンバーからも「いつも明るいエネルギーがあり、経験豊かなMAMIが参加してくれてとても良かった。やはり、カンパニーが落ち着く。」などたくさん良いフィードバックを頂きました。
若いダンサー(私の子供と言ってもいいぐらい若いダンサーたち)から「やっぱり舞台に戻りたくなったの?」とよく聞かれました。(笑) あと「次の『シザーハンズ』にも出たい?」と。心配なのでしょうね。気持ちは良く解ります。私は、「年配のメンバーがロングツーアが出来なくて、期間をシェア出来たり、そのときの私の生活の状況によるから分からない。もし、あなたが1年ツアー出来るといったら、カンパニーは予算によるけど、一人で長く出来る方を選ぶと思うから。そうなったらそれで、私はかまわない。」と答えていました。
こればかりは、ある程度年齢がいった方しか実感できないと思いますが、「舞台に戻りたい」だけではないのですよね。家族がいると、そう簡単に家を離れていられないし、しかもツアーとなると長い期間なので。
また、私も含めて40代過ぎのダンサーだと良く言われるのが「まだ、舞台に立っているの?」です。これが50代、60代までいくと、「さすが」と賞賛されるのでしょうが、中途半端な年だと、「早く若いダンサー達にゆずりな。」などいろいろと海外では冗談半分で言われるのです(笑)。まあ、これは年を取っても若い役をした場合ですが。

1401mami04.jpg 1401mami05.jpg
1401mami02.jpg 「Sleeping Beauty」のバックステージから
1401mami03.jpg マシュー・ボーンと

芝居やミュージカルだと年配の役があって、カンパニーのバランスが取れていますが、ダンスカンパニーは、やはり体力などの問題があり、パリ・オペラ座も40歳で引退しないといけませんし、ほとんどのダンスカンパニーは35歳〜40歳で皆さん引退しています。あとは、キャラクター枠がありますが、これは少人数の方がずっと引退せずやるので、なかなか空きがありません。
今回は、もちろん舞台に久しぶりに立ってみたい気持ち、期間が短いツアーということ、役が若い役ではなく、乳母ということ、正直な話、家の屋根を修理したいけど高額で夫と話して生活のためということなど、いろいろなタイミングや条件があって、縁があって出演させてもらいました。
若い頃は、ただただ舞台に出たい、で、出演出来ていましたが、家族やスタジオなどを持っている方は理解出来ると思いますが、本当にご縁とタイミングと周りの協力ありでやっと実現される、という感じですよね。
 マシューからも「まだ全然踊れる。MAMIのパフォーマンスを楽しませてもらった。また、一緒にやろう。」とメッセージをもらい、リハーサルディレクターからも「また、戻って来るだろう?」と言われましたが、これはとても嬉しいですよね。後は、ケセラセラで、でもしっかりアメリカでの生活をしながら、ご縁があったら、家族のようなマシューのカンパニーと、なかったら友人たちと小公演や実験パフォーマンスなど出来たら良いな。と今は思っています。

1401mami08.jpg アカデミー賞があったホテル
1401mami10.jpg 功労賞受賞

最後のツアー先ロスでは、私たちが泊まっていたホテルがアカデミー賞のディナー会場でもあったことから、「THE CARABOSCARS 2013」と役名のカラボスをもじって、カラボス役のアダムがリーダーで、表彰がありました。
私がノミネートされたのは、「ベスト・カンパニーメンバー」と「最優秀助演賞」これは、冗談で私のアイデアで、ノミネートされた時の驚きや逃したときの悔しいけど笑顔などを、数人のメンバーでそれぞれの役で演技した映像を作り、受賞は、いつも女の子ばかりおいかけている男性ダンサーになる。というおちで、映像を作り流しました。大受けで大成功でした!(笑)
私もサプライズでカンパニーから「功労賞」をもらいました。私の時は、マシューも皆総立ちで拍手され、実をいうと英語の意味が分からず、笑顔でごまかして受賞しましたが、ほとんどの賞が冗談で「最もディーバー」や「一番大きな失敗をした」などの賞だったので、総立ちで拍手はおかしいな。。。と思い聞くと、まじめな賞だったので、慌てて一度は席に戻ったのですが、感謝のスピーチをしました(笑)。後でよく考えると「早く引退して下さい」とも取れるな。。。とも思いましたが!

1401mami07.jpg ノミネート 1401mami06.jpg 会場
1401mami09.jpg 受賞した時

さて次の大きな仕事は、TBE大阪です! 2回目となる今回は、パワーアップして劇団四季とTBE大阪のワークショップの企画が持ち上がっていますし、ブロードウェイの講師たちも新たなメンバーで、シェークスピアやチェーホフに出演し賞を受賞した方、タップが得意でブロードウェイの『アニー』に出演している方が参加します!
この「踊りある記」がアップされている時は、追加募集は閉め切っていますが、空きがあるかもしれませんので、是非お問い合わせください。

tbeosaka@gmail.com
http://thebroadwayexperience.com/osaka-japan/

[2014.01.10]