マシュー・ボーンの『ドリアン・グレイ』東京公演が...

私とエタは、マシュー・ボーンの『ドリアン・グレイ』東京公演が大成功で無事に終わり、すぐにRe:bourne(リ・ボーン)の仕事で沖縄入りしています!
そして私は、 Re:bourne(リ・ボーン)が終わると、次の日にTBEのためニューヨークに旅立ちます!

『ドリアン・グレイ』は、マシューが入ってから毎日通し稽古をしました。出演者全員にストーリーの流れに慣れてもらい、マシューのダメ出しの箇所を修正する、という繰り返しでした。(これは、ラッキーです。イギリス公演の『Highland Fling(愛と幻想のシルフィード)』の時は、初めての通し稽古は、お客さんが入る前日の最後のゲネプロで通したということもあったので)
次は、マシューのやり方にそって、それぞれのシーンを細かくチェックしました。マシューが言う「写真を見ている様にみえない」や「誰もがドリアンみたいに成功したいから、私を撮ってと、アピールが必要」などのダメも、通訳の方と一緒になるべく皆さんに解りやすいように、私の経験の言葉やアドバイスを足して伝えました。

Photo:Mami Tomotani

観に行かれた方はご存知の通り、とてもクールで素晴らしい公演でした!!
私も、緊張して親の様な気持ちで日本人キャストの初日を見、最後は日本人として鼻高々でした!! 主役の 大貫勇輔君を始め皆スパークリングなパワー、エネルギーで全公演をやり抜きました。ダブルキャストではなく、全8公演に出演された方たちもたいへんだったと思いますが、全員最後まで楽しんでドリアンの世界に生きていました。この公演を日本で、日本人キャストでやると決められたホリプロさん、協賛された方たちの判断もさすがでしたね。

Photo:Mami Tomotani

観に来て下さった皆様、どうもありがとうございました! 千秋楽の日本人キャスト公演は、私まで舞台に上がるようにマシューから言われ、日本人キャストには内緒で、マシュー、エタ、UKキャスト、そして私は、薔薇の花を1本づつ持って舞台に上がり日本人キャストに薔薇をプレゼント!
マシューは、ホリプロさんに「日本ツアーをすれば良いのに」と簡単に言っていましたが・・・(笑)

さて、 Re:bourne(リ・ボーン)ですが、子供たちや学生にマシューのメソッドを使って作品を作り、演じる経験が出来るワークショップです。
沖縄で「ギジムナーフェスタ」の閉会式で公演するため、日本の子供たちと台湾の子供たちと一緒に作品を2週間で作ります。
エタは最初の1週間だけで、後は私と『Sleeping Beauty』でメインを演じているドミニクと『Swan Lake』で今度クィーンを演じるマディーで仕上げます。 この報告は次回しますね。

最後に、なんとマシュー・ボーンの新作『Sleeping Beauty』のアメリカツアーにダンサーで参加することになりました! 私もオファーがあった時「yes」と返事したものの、急に間違った判断をしたのではと・・・。数々の舞台で主役などをさせもらい、ダンサーとしては良い感じで終わっていたので、考え込みましたが、あまり深く考えず、この年でしかも3、4年カンパニーを離れていてもオファーが来たことはラッキー!と思い、出演することにしました。感謝しています。

この暑い夏、皆様も健康に気をつけてエンジョイしてくださいね。

Photo:Mami Tomotani

Photo:Mami Tomotani

Photo:Mami Tomotani

インタビュー & コラム

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友谷 真実 Mami Tomotani

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。
http://ameblo.jp/mami-tomotani/

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