ダイアリー ~ダンサー日記~

友谷真実さん [ プロフィール ]

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。

http://ameblo.jp/mami-tomotani/

From U.S.A 友谷真実

日本人は本当に素晴らしい民族です!

天災に負けないぞ! という心意気、努力、協力、過去や経験から学ぶ力は本当にすごいです。
復旧に関しては、世界も驚くと思います!
今回の震災で、私も苦渋の決断で「ブロードウェイ エクスペリエンス」のワークショップを4カ所中止にさせて頂きましたが、その分がんばってベンと名古屋から西はワークショップをそのまま開催することにしました。
4カ所の中止の理由は、皆様が一生懸命節電をされている所に、私たちがワークショップを開催するのはやはり場違いと思いますし、またワークショップで使う電気や交通の手段を少しでも必要な方たち、被害にあわれている方々に使われるべきと思いました。
そして、まだ地震がある可能性があること、福島の原子力発電所がまだ解決されていないことも含め、もっとそちらの対処に皆様が集中しないといけなくなるかもしれません。

私もイギリスのテロ事件、ベンもニューヨークの9.11事件を経験していますので、「人命」を一番に考えています。
また安全第一で行い、人命があってこそ、明るい未来があります。

ご参加予定だった仙台、東京、横浜、横須賀の皆様には、たいへんご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますよう、お願い申しあげます。
1日も早く復旧され、皆様が普通の日常を過ごされる日が来るのを祈っております。
そして、犠牲者の方々には心からご冥福をお祈りします。 


さて、「踊りある記」に戻らせてもらいます。
映画『ブラック・スワン』の感想です。
とても面白い解釈で私は楽しみました。
映画は外から見た「やりたいこと、欲しいポディションに執着している人」を大げさに表現していましたが、違う世界、客観的に見ると映画の様に見えるのも解る気がします。
特にバレエは若い時に難しい役柄を演じないと行けません。映画は、純真なホワイトスワンは完璧だけど、人を魅了するブラックスワンは苦手なバレリーナでした。これは、私も経験があり、初めて「CATS」の白猫、ヴィクトリアを演じるとき、演出家に「純真すぎる」と言われ随分悩みました。でもそのときの先輩が「呼吸を意識して」というアドバイスは、10代の私には、とても良いアドバイスで、少しずつ緊張がぬけ、その1、2年後はセクシーな「ボンバルリーナ」を演じられるまで、動きや表情、どう思うとセクシーな魅了する役が出来るかを10代で私なりに見つけました。今の自分、アラフォーになると観客や共演者と“遊んで”魅力を出すことができますが、解らない年で演じるのは想像力を使うしかありません。もちろん経験から演じられると良いのですが、人殺しなどの役は経験出来ないのと同じで、若い年での知らない世界を表現するのはとても難しいと思います。
音楽は、マシュー・ボーンも『スワンレイク』で面白い解釈をしていますが、映画もとても面白くチャイコフスキーの音楽を使っています。主人公が役に入っていってしまうのを音楽とカメラワークで恐ろしいミステリアスな世界を作っていました。
主演のナタリーはいつも清潔感があったので、ここまで演じたか、ととても良いショックを与えてくれます。たくさんの主演女優賞を取ったのも良く解ります。
バレエ映画と思って、バレエを見に行くつもりでこの映画を見ると、ビックリしますよ。これは、大人の映画です。子供にはこの映画は理解出来ないと思います・・・。

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話はかわりますが、アメリカで日本の太鼓「鼓童」のパフォーマンスを観ました。
素晴らしかったです! 最初から最後まで観客は見いっていました! 演出も素晴らしかったです。強弱、違うスペース、たくさんの楽器を使いそれぞれのシーンのつながりもスムースで音楽はそれぞれ違うのですが、長い一つの作品を観ている、聴いている感じでした。西洋のドラムと違い、太鼓を切る様な、たたく様なテクニック、もちろん太鼓と奏者が一つになったりと、本当にお勧めの公演です!
今の日本にとても元気をカツをくれる公演です。
久しぶりに日本人男性のふんどし姿も見て楽しみませてもらいました。:)

[2011.04.11]