ダイアリー ~ダンサー日記~

友谷真実さん [ プロフィール ]

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。

http://ameblo.jp/mami-tomotani/

From U.S.A 友谷真実

Birthday Partyのお話

公演中にBirthdayがあるのは、私の一つのストレスです。
イギリスでは日本やアメリカと違い、Birthdayの本人がPartyを企画し、その会の世話をします。
もちろん、最後まで残ります。このカンパニーだと午前3時、4時までは普通です。なぜ、Birthdayという特別な日に、みんなのお世話をしないといけないのか未だに私は分かりません。
特別な日だからこそ、お世話になっている人達に感謝を込めて…というのは分かりますが、私だったら別の日にしたいと思います。
ちなみに、私は毎年お正月に、スタッフさんを含め全員に日ごろの感謝と、良い一年になりますようにと、ちらし寿司をおあげでお稲荷のようにくるみ、配っています。もちろん、まぜるだけでできるインスタントではなく、最初からすべて自分で作ります。(ベジタリアンには昆布のだしを使い、エビを入れずというのを忘れずに…)

初めて、マシューのカンパニーでBirthdayを経験したのは「Swan Lake」のヨーロッパツアー中で、イタリアでした。
その前日に数人の仲の良いメンバーとベニスで食事をし、帰りの汽車の中、シャンパンでBirthdayを祝ってもらい、とても楽しくHappyだなと思っていたら、次の日に、「何をするの?」、「どこでPartyがあるの?」と40人位が聞いてくるので、急いでレストランを探して予約し、みんなで行きました。
しかし、全員に食事が行き渡ったか、楽しい時間を過ごしているか、また、隣の席の女の子や何人かが、注文したのが来ないと、ずっと文句を言っているのをどうすればいいか分からず、ホストでクタクタになりました。
このころは英語もあまり分からなかったので、不満を言っているのは全部自分のせいだと思い、仲の良いメンバーのフィオナとマチリアスに「絶対、イギリス人とはBirthdayをしない!」と泣いて帰った覚えがあります。(笑)

次に自分のBirthdayが公演中にあったのは、「Nutcracker!」のU.K.ツアー中でスコットランドのグラスゴーでした。私は逃げたい一心で5月にBirthdayがあるメンバーと一緒にPartyをしてもらうことにしました。
当事者は最後までいないといけないのですが、大勢が苦手の私は最初の乾杯だけで帰ったら、次の日にマシューから「真実のために行ったのに、真実がいなかった。」と残念そうに言われました。

今年のBirthdayは休演日(移動日)だったので、ホッとしました。
前日はオフだったので、Birthdayとは関係なく数人のメンバーと、エジンバラの素敵なホテルへ食事に行きました。
食事中は、翌日のBirthdayの事を聞かれないので良かったと、思っていたら、デザートを選んでいる時に、Birthday Cakeが運ばれてきたのです。私には何も知らされていなかったので、とても驚き、感激しました。
何日かたって、他のメンバーから「Birthday とは知らなかった、何をしたの?」と残念そうに聞かれ、また、マシューからもお祝いのランプをプレゼントされたので、来年は「シザーハンズ」のツアー中と思いますが、がんばってイギリス式にホストをするつもりです・・・多分。
あー、イヤだな!どこで何をすればいいのかな? 

[2005.06.10]