----挑発的、高度な技術的および物理的にダンスの冒険をするためのニューヨークベースのモダンダンスカンパニーです----
予想以上にダイナミックでおしゃれで、観客は時間が経つのを忘れて見入っていました。プロローグは舞台のエッジ、舞台上、2階席にも HEIDI LATSKYのワークショップを受けたハンディーキャップの方たちが車椅子に座ったり、立ったりして、観客が劇場に入って座っていくスピードにあった感じでそれぞれゆっくり動いていました。
彼らはワークショップを受けた後、主催者から「舞台に出ませんか?」と電話がありビックリしたそうです。車椅子や体が自由に動かない方たちは、いろいろな理由からワークショップを受けたけど、まさか舞台で表現するとまでは思わず、「こんな年でこんな体でダンスカンパニーに出演するとは思わなかった。」と終演後の講演会で話していました。
その後、ワークショップを受けた方たちはそれぞれのポジションから退場し、舞台はカンパニーメンバーだけになりましたが、ハンディーのある方々の最初のパフォーマンスはショッキングで、美しく息をのみます!
上半身しかない女性が足の付け根に二つの真っ赤な長いリボン(紐)をつけ、両腕だけでしっかりリボンをにぎりパフォーマンスします。ボディーがしっかりした男性がブランコを揺らす様に彼女をゆらし、リボンがステージ場を舞います。彼女には下半身がないことを私たちに全然意識させず、ダイナミックに男性とからみ、男女の関係を表現しました。
その後の他のメンバーのクォーテットなども、普通に歩けない男性が健常者のパフォーマーと踊りますが、とにかくパフォーマンスにパワーがあり相手がハンディーキャップがあることなど全然意識していなく、見ている方もどちらが健常者なのか分からなくなり、エネルギーの動きだけに集中してパフォーマンスの世界に入りました。
腕や足がある、ない、普通に動けないなど全然関係ない、コアーマッソー(センター)だけが強いとこれだけ動けるのかと唖然としてしまいました。
今まで観たことのあるようなハンディーキャップの方たちが一生懸命にパフォーマンスをするのではなく、プロのパフォーマーとしてオーラ、表現からもトップクラスに入るほど素晴らしかったです。
また、いろいろな音楽が使われますが、とても面白くパフォーマーの表現と合っていて、休憩なしの2時間位だったと思いますが、あっという間に時間が経ち、その空間は観客とパフォーマーが一つになったのを感じました。
振付家でディレクタ−でもある HEIDI LATSKYと日本人女性 AKEMI NISHIDAのダンスもシャープで、最初から最後まで100パーセントのエネルギーで他の個性あるメンバーに負けずダイナミックでした。
そうなんです、普通ハンディーキャップの方が舞台に出るとどうしてもそちらの方に目がいくのですが、このカンパニーは全員がイコールで、それぞれの個性が強く、ある意味戦っているような、そしてどのパフォーマーがハンディーキャップの方か分からなくなるパフォーマンスでした。
日本公演があると良いですね。刺激を受けますよ! そして、レッスンでセンター、軸、コアーマッソーが大切と教えてもらっていることが、彼らを見て良く解ります。
さて、最後にTBE JAPANのお知らせです。
今年の春、「TBE JAPANブロードウェイ エクスペリエンス」のワークショップを、TBE主催者のベン・ハートリーと西日本各地〈残念ながら震災直後だったので東京や東北のスタジオは苦渋の決断で断念せざるをえませんでした。〉のスタジオを回り、ミュージカルスタジオ、バレエスタジオ、ダンススタジオ、歌のスタジオなどで、5歳〜60代の皆様にレッスンを行い、おかげさまで大成功のうち終わることができました。
そこで、今春大好評だった「ブロードウェイスタイル」のワークショップを、来年2012年3月の春休みから4月の第1週までの期間「生徒さんに刺激のあるレッスンを」開催してくださるスタジオを広く募集しています。
(バレエスタジオには、バレエテクニックの必要なミュージカルナンバーやマシュー・ボーンのブロードウェイで上演された作品をします。)
お問い合わせは下記のメールアドレスにお願いします。締め切りは1月15日です。
E-mail: tbejapan@gmail.com
TBE JAPAN フェイスブックページ
(前回の日本でのワークショップの動画や写真が見れます)
https://www.facebook.com/TBE.Japan
読者の皆様、今年も「踊りある記」を読んで下さりありがとうございます。感謝です!
素敵なクリスマスをお過ごしください!
そして来年も読者の皆様にとって、ワクワクするニューイヤーでありますように!!!