「London Studio Centre」(ロンドンにあるダンス・スクールの一つです。)の卒業公演を観に行きました。
マシューとスコットも観に来ていました。
最初の作品は『ドン・キホーテ』から、Irek Mukamedov(イレク・ムハメドフ)が振付構成したものです。
みんな素晴らしいのですが、特に日本人の活躍が目につきました。一人のメインの子も日本人でしたし他の日本人の子たちもみんなテクニックも素晴らしく表情もとてもリラックスしていて良かったですよ。
2作品目はMatthew Hart(マシュー・ハート)の『Guide to Orchestra』という作品です。
全員がオーケストラの楽器の衣装を着て、今から演奏が始まるように指揮者を踊るダンサーの楽譜台の前に立った位置で始まりましたが、衣装がとても良かったです。
また、一人一人個性が出せるように、しかも楽器が違うので誰がメインというのがなく観ていて面白かったです。もちろん素敵な衣装を着るダンサーもいればコメディーになれる面白い衣装を着るダンサーもいます。多分卒業公演できれいな衣装を着たかったのでしょうが、お客さんの目にはこのコメディーを踊ったダンサーたちの方が印象に残りましたね。
作品も長くなくちょうど良い長さでした。
3作品目がMatthew Bourne(マシュー・ボーン)の作品から『The Infernal Galop』でした。昔のマシューのカンパニーは、メンバーも6人ぐらいの少人数のコンテンポラリーで誰がメインというのがなく、よくあるコンテンポラリー・カンパニーだったのです。もちろんマシューの作品はユーモアがありお客さんもよく笑っていました。オリジナルは6人ですが今回は二人増やして8人バージョンになっていました。ダンサーたちを選べるそうですが、他の作品でメインなどをやっている子たちは選べないそうです。さすがにまだ学校なので公平なのですね。
大人向けの性のストーリーがあったのでマシューに「ダンサーたちは若いけどキャラクターや動きの意味を説明したのですか?」と聞くとマシューは「それは彼らが若いのでしなかった。この作品に対して抵抗をもたれないようにしたよ。どこまで理解しているのか解らないけど彼らなりに役作りをしたようだよ。」
と言う答えが返ってきました。エタがキャストを決め、ステージングをしましたが、内容の説明をするには彼らが若いので、ムーブメントから作品をそれなりに理解するのにまかせたそうです。
そして2週間という「短いリハーサルで大変だった。」と言っていました。
最初のテクニカルリハーサルしか観られなかったので、ダメだしは舞台での位置やこの場面はどんな場面かをもう一度考えて。というような事をいったそうです。
私の感想は8人ともとても良かったです。マシューの作品は普通の人を演じるのが多いのでリラックスする必要がありますが、観客の前で演じるには、意外にこれが難しいのです。でも、8人ともとても楽しんでいるようでした。日本人の女の子もいましたが、とても良かったです。
終演後のパーティーでマシューに「みんな力んでいなく、表現もやりすぎではなく良かったですよ。」というと「真実が言っているのは的をついているよ。確かにやりすぎになる可能性があるのに彼らはちゃんと押さえていたね。」とスコットたちに言っていました。
ダンサーたちはパーティーでエタやマシューなど振付家たちと写真を撮ったりサインをもらったりしていました。マシュー・ハートはカードをダンサーたちに用意していたみたいで、一人一人にあげていました。
この中から何人かはマシュー・ボーンの『Nutcracker!』のオーディションを受けに来るのでしょうね。ちなみにここの卒業生でマシューのカンパニーで今でも踊っているのはミケイラとシェルビーなどがいます。
随分前に他のダンススクール、「Central School」の卒業公演を観に行ったことがあります。その時はジェマ、クリス・マーニー、アンジーや中島周君を観ました。このように学生たちは最後の年に有名なダンサーや振付家と接することができ、ツアーも経験出来るのはとても素晴らしい経験だと思います。
私の友人の娘さんはアメリカのアルビン・エイリーの学校にいますが、色々な国にたくさんのダンス学校があるので今は本当に恵まれていると思います。
これからダンス学校に入ろうと思う人への私からのアドバイスは、しっかり下調べをして、一度は見学をして実際にその学校にいる生徒さん達に話を聞いて決めた方が良いと思います。
Good Luck!!
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