まず、昨年末から来日公演を行っていたレニングラード国立バレエ団に、ファルフ・ルジマトフがゲスト出演した舞台。演奏は、同じ劇場のセルゲイ・ホリコフ指揮によるレニングラード国立歌劇場管弦楽団である。
さすがにダンスと演奏は息が合っていて、1幕終盤のジゼルが狂乱するといったドラマティックなシーンではテンポを速め、効果的に登場人物の心理を浮き彫りにした。ダンサーの動きに密着した演奏で、特に2幕では全体とうまくマッチしていた。
ジゼルを踊ったオクサーナ・シェスタコワは、1幕では少々動きが硬かったが、2幕ではしなやかでたおやかな踊り。ルジマトフは、さすがと思わせる見事な動きで、終幕には神々しささえ感じられた。ペザントのパ・ド・ドゥを踊ったエレーナ・エフセーエワが丁寧な踊りで、若さの中にあじわい深さを滲ませていた。
(1月31日、東京文化会館)
※写真は今回の公演のものではありません |

レニングラード国立バレエ団
シェスタコワ、ルジマトフ |