渡辺真弓 text by Mayumi Watanabe
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●モンタルヴォ&エルヴュの新作

 ジョゼ・モンタルヴォとドミニク・エルヴュの共同振付による新作『ON DANƒE』が1月20日から2月19日まで、シャイヨ劇場でロングラン上演された。昨シーズン、シャトレ座で上演したラモー作曲のオペラ・バレエ『レ・パラダン(遍歴の騎士たち)』に続くラモーの音楽への取り組みとなった。タイトルは、作曲者自身が楽譜へ書き込んだ ”オン・ダンス” の註からとられたそうで、18世紀に使われた“s”の書体“ƒ”がそのまま使われている。ベルサイユ宮殿の庭園の映像をバックにするなど『レ・パラダン』と趣向は似通っているが、また新たな演技者を加え、バレエからヒップホップ、アフリカン・ダンスなどに至るまで、エネルギッシュで多彩なダンスの混淆メドレーが、目を楽しませた。
 大ヒットを飛ばした『パラディ』や『ル・ジャルダン・ヨー・ヨー・イト・イト』などのように、ウサギやライオン、鳥などの動物やダンサーたちを映したビデオ映像と実際の舞台上での演技を重ねるなど、毎回ほぼ同じ路線がとられているにもかかわらず、大人から子供まで、変幻自在の舞台にくぎ付けにさせてしまう手腕はさすが。ダンサーでは、オペラ座出身のメラニー・ロモフが野性的な魅力でスターの貫禄を感じさせたのをはじめ、ヒップホップのダンサーたちの軽妙な演技が作品にメリハリをもたらしていた。



『On Danse』

『On Danse』

●ボルドー・バレエ団がゲスト招き『白鳥の湖』

 シャルル・ジュドが芸術監督を務めるボルドー・バレエ団が、3月にジュド版『白鳥の湖』をボルドー大劇場で上演する。
 ジュド版は、プティパ、イワーノフおよびヌレエフ版を基に、舞台をスコットランドに移したもので、初演は2002年。今回の再演では、ボルドーのエトワール、エマニュエル・グリゾがオデット/オディールを踊るほか、ゲストにレニングラード国立バレエ団のオクサナ・クチュルク、パリ・オペラ座プルミエール・ダンスーズのデルフィーヌ・ムッサンを迎える。また王子役には、イーゴリ・エブラとマリインスキー・バレエからウラジーミル・シショフが客演する。公演は3月15、16、17、18、20、21、22、23、24日。

 

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