ブルーシャ西村 text by BRUIXA NISHIMURA >>
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めりはりがあったスティーブン・ペトロニオ・カンパニー
4月18日から23日まで、ジョイスシアターでスティーブン・ペトロニオ・カンパニーの公演が行われました。1984年にニュージャージー出身のスティーブン・ペトロニオによって創立されたダンスカンパニーです。観客は満員で、全体にいつもより年配の方々が多かったです。
一つ目の作品『バッド・スイート』は今回が初演です。ゆっくりしたリズムのハミングの歌の曲を使っていました。男性2人が、1つの黒いスーツを縦に半分に割った状態で、左右半分ずつを着用した衣装で、ペアで踊りました。女性も4人出てきましたが、ダンサーたちは全員はだしでした。振付はモダンかコンテンポラリーです。2つ目の『ブルーム』も今回が初演です。客席の右側に指揮者がいて、左側にコーラス隊の少年少女達が大勢いました。コーラス隊は、最初はもりながら客席の下に現れ、下から上に登って移動していきました。
音楽は、録音のアカペラだけのコーラスの音に、この少年少女のコーラス隊の歌声を加えていました。教会の賛美歌のような感じでとても良かったです。最初はゆっくりしたコーラスで、踊りは似たような振付がずっと続きました。そして、早いリズムのコーラスに変わり、ダンスの振付もビュンビュンと早いものになりました。これは、とてもよかったです。
最後は『ザ・ライト・パート』です。衣装は男女ともぼろ布で出来たような、全身タイツのようなものでした。今回の公演全体を通して振付は、両足内股か、まっすぐのものが多いです。音楽は、クラシックやゆっくりしたもの、リズムの激しく速いものなど、交互に使われていて、メリハリがありました。面白かったです。
『BLOOM』
『Bud Suite』
『The Rite Part』
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ニューヨーク・シティー・バレエがバランシンの『真夏の夜の夢』
4月25日から6月25日まで、ニューヨーク・シティー・バレエの公演が、リンカーンセンターにあるニューヨーク・ステイト・シアターで行われます。
私は毎年恒例のシェイクスピアの作品を元にした『真夏の夜の夢』を観に行きました。振付はジョージ・バランシンです。前から3列目の真ん中の席だったので、今年は至近距離で観劇することが出来ました。この作品については去年も取材しましたので詳細は省きますが、 衣裳も舞台セットもすべてが豪華で、色彩もとても美しく、ため息が出るほどでした。衣裳の色の組み合わせも素晴らしく、全体が絵本の中にいるような、まるで夢の世界のようになっています。何度でもまた観たくなる作品です。舞台後方がライトによって薄紫色になっていて、前面は舞台全体を透ける緑の葉っぱに覆われた薄紫と緑の色の組み合わせの背景もとても美しかったです。これは、森の中全体を表しているのだと思います。
子供のダンサーもたくさん登場します。小さな蝶々やフェアリーがたくさん出てきますが、全員の衣裳が微妙に違っていてとてもかわいらしく美しいものでした。
ダンサーが宙吊りになって上に飛んでいくシーンもあり、観客はどよめいていました。
この日踊った女性ダンサーが、男女ペアで踊るシーンのときにすごく緊張していたのか、ずっと手足がブルブルと震え続けていました。手の先までブルブルと震えていて、最後まで震えは収まりませんでした。それでも立派に踊り終えていたので、さすがです。ほっとしました。私は前の方の席で、よく見えたために気づいたせいもあると思います。こんな状態のダンサーは初めて見ました。このダンサーは、コールドなどから今回初めてペアで踊るようになったばかりの方なのかな、と思いました。
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