皆様、こんにちは。ニューヨークも暑い夏、真っ盛りです。
セントラルパークの木陰に行って休んでいると、涼しくて気持ちがよく、よみがえります。さて7月12日から31日まで、リンカーンセンター・フェスティバルが開かれています。
私は2公演を観に行く予定で、今月号はそのうちの一つについて書きます。
このフェスティバルに、7月28日から30日まで日本人演出家、蜷川幸雄による『近代能楽集』が上演されます。三島由紀夫原作です。
●ニューヨーク・シティー・バレエ、バランシンの『真夏の夜の夢』
ニューヨーク・シティー・バレエの公演が、4月26日から6月26日まで開かれていました。
今月号は、『真夏の夜の夢』のレポートです。これは、夏の風物詩になっており、毎年夏に公演が行われます。ジョージ・バランシンの振付けで、1962年の初演です。2幕で構成されたとてもゴージャスで美しい作品でした。また観たい作品です。
舞台セットが素晴らしく綺麗でした。森のような、深い青緑色の木々が描かれていて、照明の色と重なって美しかったです。衣装もとてもゴージャスで、かっこいいものでした。
フェアリーたちがたくさん出てきて踊るので、とても幻想的で絵画のようでした。音楽の生演奏ととても合っていて、よかったです。12回転など、大技もありました。ペアで静かな曲で踊るものは、優雅な振付でした。 |
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●アメリカン・バレエ・シアターの『白鳥の湖』と『ジゼル』
5月24日から7月16日まで、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の公演が、メトロポリタン・オペラ・ハウスで行なわれていました。今月は2つの作品を観に行きました。
7月2日の『白鳥の湖』は、プリンシパルはジュリー・ケントとフリオ・ボッカでした。他にもエルマン・コルネホ、カルロス・アコスタ、シオマラ・レイエスも出ていました。何度かABTの『白鳥の湖』を観ましたが、同じ作品で振付でも、バレリーナによってそれぞれ違った表情の踊りをしますね。見比べてみるととても興味深いです。衣装も舞台セットもゴージャスで美しく、音楽も生演奏なので、白鳥は何度観ても飽きないです。また観たいです。
ジュリー・ケントの白鳥が観たかったので、嬉しかったです。彼女の踊りは、手、肩、首の動かし方と表情が特に美しく、素晴らしいです。優雅で上品な踊りです。
このコラムでインタビューをしたことがある、日本人バレリーナの鍛冶屋百合子さんが、今年はソリストとしてたくさん活躍していました。このシーズンでは、彼女はソロを5つ踊ったと語っていました。この日の『白鳥の湖』でも、第一幕のパ・ド・トロワで、彼女はシオマラ、エルマンと共にソロも踊りました。鍛冶屋さんの踊りは、とてもやわらかく、優しい感じです。女性らしさがよく出ていると思いました。
ケントとボッカの15から20回転の大技が何度も出て、拍手喝采でした。
7月16日の『ジゼル』は、プリンシパルはアンヘル・コレーラとシオマラ・レイエスでした。この作品は、第一幕は特に、踊りの要素は押さえ気味で、ほとんど演劇のような感じでした。舞台セットもとても綺麗でした。背景は、青空と遠くにそびえ立つお城が描かれてあり、下手側に家があり、周りは木に囲まれていました。第二幕は踊りがたくさんありました。
この日もアンヘルが出てきただけで、大喝采でした。スターなのですね。彼のジャンプも踊りも、安定感とキレがあって、いつ観ても素晴らしかったです。
『白鳥の湖』ジュリー・ケント |
『ジゼル』シオラマ・レイエス |
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