●コンパ二―ア・ポルトゥゲーサ・デ・バイラード・コンテンポラネオ
10月12日から17日まで、ジョイスシアターにて、コンパ二―ア・ポルトゥゲーサ・デ・バイラード・コンテンポラネオの公演、『アマラマリア・アバンドノ』が行なわれました。このポルトガルのカンパニーは、1999年に芸術監督のヴァスコ・ウェレンキャンプとガラサ・バロッソによって創立されました。休憩無しのノンストップで、いくつかのシーンが連続で続いている物語風の作品でした。コンテンポラリーダンスです。音楽はゆったりしたミディアムテンポのポルトガルのファドで、とても良かったです。ダンスのほうは、全部同じような振付が続いていて、ワンパターンに見えました。コンテンポラリーは、よほど独創的な世界観か、真新しい独自の表現や振付が無いと、技術的にもどうしてもクラシックに比べて物足りなさを感じてしまいます。これは、よくある普通のコンテンポラリーの振付でしたので、驚かされることは何もなかったです。
●バンガラ・ダンス・シアターのBAM公演
10月19日から23日まで、BAM(ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック)にて、バンガラ・ダンス・シアターの公演『ブッシュ』が行われました。このカンパニーはオーストラリアのものです。芸術監督のスティーブン・ペイジはブリスベン生まれで、クイーンズランドの原住民の部族を先祖に持つバックグラウンドの持ち主です。「私のアーネムランドのトラディショナルな家族は、長い間私にスピリチュアルな影響を与えた」と語っています。今回の上演作品も、その影響を表現したもので、アーネムランドの夢のお話にインスパイアされた、美・儀式・音楽の豊富で現代的なセレブレーションです。
| この作品は、とても面白かったです。最初は雨と嵐の音の中、6人の原住民のような腰ミノのような服を着た女の人達が、這って歩いてでてきて、横切っていきました。そしてみんなは前方に一人で倒れている長い白髪のおばあさんのところまで来て、周りを取り囲んで、踊り、周りだしました。音楽は原住民のものです。次は原住民のような男たちが四つん這いになってでてきました。トカゲのような、光ったうろこのようなものがびっしりついている衣装です。床に映った照明は、細長いシマシマのようなもので、森の中奥深くにいるような感じがよく出ていました。へびのような、シマシマに光った全身タイツを着て、まるで爬虫類のようにクネクネと踊るシーンも印象的でした。男女2人が踊るところや、女の子3人がおそろいで踊るところは、とくに振付が良かったです。グランプリエを多用していました。途中、白髪のおばあさんが葉っぱでお払いのようなことをしたり、本物のお香を炊いて舞台に漂わせていました。 |
バンガラ・ダンス・シアター
『ブッシュ』 |
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