いよいよ、本格男子フィギュアスケートアニメ「ユーリ!!! on ICE」が始まりました。
最初にチャコットに衣裳デザイン原案のオファーがあったのは、今年の1月。今回、このアニメのために久保ミツロウさんが描き下ろした作品ということで、私たちも全部のストーリーはまだ知りません。この先どうなっていくのか楽しみです♪
そして、ストーリー以外にもうひとつ。選手が試合で着用する衣裳にも注目してください!
今回、特別企画として衣裳の原案をデザインした佐桐のインタビューを紹介していきます。元のデザインがどのようにつくられ、それがどのようにアニメ化されたのか、ぜひチェックしてくださいね!
ー 第1回 ー
●今回、フィギュアスケートアニメが始まるにあたり、衣裳のデザインを担当して欲しいと依頼があったとき、率直にどのように思いましたか? ━ まず面白そう、楽しそうとは思ったんですが、実在しない人(!?)の衣裳をデザインするってどのような感覚だろうとは思いました。普段ご依頼いただく選手 の方だと、ご本人やコーチとお話してどのように見せたいかを聞くことができたり、どんなスケートをするのか見られるのでわかりやすいのですが・・・少し難 しいかなと。 |
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●では、受けると決まったあとどのようにデザインを始めたのですか? ━自らもフィギュアスケートがお好きで、とても詳しい山本監督から、まずは主要な登場人物のキャラクターの説明、簡単なストーリー、プログラムのテーマや衣裳のイメージなど、細かくお話しを伺いました。試合での実績まで。 プログラムで使用する曲はほぼオリジナル。振り付けも宮本賢ニさんと聞いて、アニメ用と考えるのではなく、いつも通りに、実際衣裳が形になって選手が滑っても大丈夫なものをデザインしようと思いました。 本格派なだけに、ごまかしはきかないなと思うと同時に、こちらのデザイン意図もわかってもらえそうだと思いました。
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●最初に描いたのはティザービジュアル用でしたね。 ━早い段階でお披露目されていたティザービジュアル用のデザインは、勇利、ヴィクトル、ユーリの分を、プログラムなどの設定はなくキャラクターイメージだけで好きなように描いてくださいといわれたのです!それぞれ2パターンずつ描きました。 すでにツイッターではデザイン画を公開して、デザインコンセプトを書かせていただきました。
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●ティザービジュアルは全体がブルーだったので、デザイン画の印象と違うものもありましたね。 ━ヴィクトルとユーリはイメージしやすかったのですけれど、勇利は難しかったです。つかみどころがないという印象でした。 ビジュアルは青系でしたが、ヴィクトルはチャンピオンということで、強い王者のイメージ。音楽でいえば、クラシックやボレロのイメージだったので、上下ともボルドーで強さを出したのが元のデザインです。 |
第1話分はここまでですが、これからお話しが進むにつれていろいろな衣裳が登場します。 |
【SPECIAL】 |