Chacott Story Vol.7 ボールルームダンスシューズ

よりそう、ささえる、曲線。

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華麗な動きをサポートし形を変えながら、重心のぶれない靴。

ボールルームダンスシューズは、一見、普通の靴とそれほど違った顔をしているわけではありません。しかしそのディテールは、「美しく踊る」という目的のために磨き上げられたものです。

写真のシューズの踵の部分、グラマラスな曲線は、足をしっかりホールドし、ヒールのぐらつきを防ぎます。また、土踏まずにぴったり沿うインソールのアーチにより、足のうら全体で床を感じ、バランスをとりやすくなります。

その一方で、あえてホールドしない部分も。ライズ(※)のときに甲の両サイドとシューズのあいだにできる隙間は、甲の露出が大きいほど目立たなくなります。足を支えながら、動きのなかで美しく見える、そのバランスが重要となります。

ボールルームダンスシューズ作りは、とてもデリケートで難しい作業です。その木型には、蓄積してきたノウハウが、ダンサーの足の記憶が詰まっています。一足のボールダンスシューズは、豊饒な歴史を携えているのです。

※ライズ・・・両足でつま先で立つこと。

華麗な動きをサポートするデザインとは?

vol.6 バレエシューズ

vol.8 バレエタイツ

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