【終了しました】武元賀寿子先生のコンテンポラリーレパートリークラス
2009年5月10日、2クラスのバレエ特別講座の後、最後に開催された特別講座は、
「コンテンポラリーレパートリー(作品)クラス」
講師を担当して頂いたのは、チャコット・カルチャースタジオで毎週木曜日と土曜日にコンテンポラリークラスを教えて頂いている武元賀寿子先生です。
武元先生の普段のコンテンポラリークラスでは、いくつかの動きをつなげて踊る練習はしていますが、作品として振りを「踊りこむ」というところまでは時間的にもなかなかできない為、今回三時間という時間で、一つの作品として振りを「踊りこむ」ところまでをクラスの中でやっていただきたいと、武元先生にお願い致しました。
クラスではストレッチをした後、振り写しがはじまりました。まずは動きの説明とともに武元先生自らお手本をみせてくださり、受講者の方もその動きを実際にやってみるというかたちで振り写しが行われていきました。 武元先生の動きは無駄な力を一切感じさせず、まわりの空気を包み込んでしまうかのようで、また武元先生が動きはじめると、一瞬にして武元先生のまわりの空気がやわらかく、そして大きな空間へと変化してしまうように感じられました。
受講者の方の体に一通りの動きがはいった後、スタジオの鏡を隠し、スタジオの電気を半分消すことで、劇場空間でいうところの舞台と客席のようにスタジオを仕切り、受講者は振りを踊る側と観る側に分かれ、踊る側はまずは三人一組となって踊りを披露しました。
踊る側は事前に立ち位置等の打ち合わせ等をすることなく、武元先生から与えられた動きを単調な音楽が流れる中、自分の呼吸とタイミングでもって自身が感じるままに表現していました。
その為、踊り手達の間では、全員が同じ動きをしているはずが、その動きが次第にずれだし、しかし時に呼吸が重なり合って同じ動きに戻ったり、また再びずれだしたりするということがおこりました。
ですが、それは単にそれぞれがバラバラに踊っているというのではなく、一緒に踊っている相手の空間を自然と意識し、三人の個々の空間は時に交差しあったり、時に重なり合ったりすることで、踊り手達は武元先生によって振りが与えられているものの、三人一組で踊られたその踊りは、その瞬間にしかみることのできない一度限りの一つの作品としてそこに存在していました。
三人ずつ踊った後、今度はもう少し人数を増やして同じことがおこなわれましたが、その時にも同じような現象がおこりました。
作品として踊りの披露が行われた後、武元先生と受講生達の間でレクチャーが行われました。
その中では「踊りを観ている時にはわからなかった踊り手の動きの意図をきくとこができたり、また誰でも出来る動きというものをダンサーと一般の人がやったときに表れてくる差ということや、それに関連して、どこからが踊りになるのか」ということ等、深いところまで話はおよび、武元先生や受講生のみなさんの様々な意見を聞くこともできました。
今回の受講された方の中には、今回初めてコンテンポラリーのクラスを受けたという方も何人かいらっしゃいましたが、「すごく勉強になり、楽しかった」というお声をいただきました。
今回、お忙しい中、快くこの講座を引き受けてくださった武元先生と受講生の皆様にスタッフ一同心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
スタッフ一同



